土曜日にケーブルTVで、007「ドクター・ノー」をちらっと見ていたら、
「そのスーツはどこで作った?」と尋ねるシーンがある。
ボンドいわく「これはサヴィル・ロウであつらえた」と答える。
翌日曜日、borninさんに教えてもらった番組NHKの「ビートルズ特集」で、
ルーフトップ・コンサートのシーンが少し登場した。
ルーフトップ・コンサートとは、映画「レット・イット・ビー」の最後に登場する、
アップル社の屋上でおこなった、ビートルズのあのライブのことである。
あの、彼らのレコード会社アップルが在るのがサヴィル・ロウである。
「ビートルズ特集」のなかでも、「サヴィル・ロウのアップル社屋上」と、
紹介されていた。
偶然は続くもので、日曜日の日経新聞に、
「サビルロウ 不況に負けず」という特集記事があった。
サブプライムショック以降の不況のなかでも、
伝統技術でいいスーツを作り続けている、サビルロウの仕立て屋さんの記事で、
今でもファンが多いと紹介している。
「サヴィル・ロウ」「サビルロウ」は、
ロンドンにあるストリートの名前で、
オーダーメイドの名門紳士服店が集中していることで有名である。
ご存知の方も、お気づきになった方もいられるかと思うが、
「サヴィル・ロウ」は背広(せびろ)の語源になった街でもある。
ここでスーツをあつらえると、1着ウン十万からというようなことになる。
私は残念ながら、そういう背広は着ていたことがない。
政治家のスーツを見ていると、皆さんいい生地でいい仕立てのものを着られている。
しかも、一日着たら次の日には着替えている。
鳩山次期総理など、すごく高いものをたくさん持っているようなイメージがある。
私などは、安物を1週間くらい続けて着てしまう。
で、数着をローテーションするという貧乏サラリーマンなのだが、
日曜夜の政治討論会には、
民主党の岡田次期外相が出ていて、彼のスーツが気になった。
隣に座っていた、社民党の福島党首の、
みどりのスーツもどこで作ったいくらくらいのものか気になったが、
私と同年の岡田さんのは、(彼の実家の)イオンのスーツなのだろうかと、
どうでもいいことが気になった(笑)。
だとしたら、私のといい勝負の一品なのだがどうなんだろう。