遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

美智子皇后

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昭和34年4月10日金曜日、皇太子と美智子さまのご成婚の日、

私はなぜか母の実家にいた。


年の離れた従姉妹の自転車の荷台に揺られ、

少し離れたよろずやに出かけていった。

そのよろずやの店頭テレビに、

皇太子殿下と美智子妃を乗せた馬車と、

ご成婚パレードが映し出されていたことをおぼえている。




天皇皇后両陛下の、ご成婚50年のインタビューは、

心温まるいい雰囲気だった。

陛下の感謝を述べられたお言葉の後半は声が詰まっておられて、

お二人の姿を見ていて感無量になった。


昭和を長く生きてきた私は、

美智子さまはずっとプリンセスのイメージで、

昭和34年のご成婚以来、私も50年のお付き合いである。


この写真はいつごろのものであろうか、

結婚後スリムになられたころの写真だろうか。


孫の愛子様の表情は美智子さま譲りのところがあるような、

この写真を見てそう言う感想を持った。


50年間いつお目にかかっても、

おだやかでしとやかで、不遜なところは微塵もない、

まったくもってわれらの象徴と呼べるお方である。


天皇陛下の愛に包まれし50年だったのだろう、

激動の50年を経てなお、お幸せそうなお二人であった。