NHKBSで「ピーター・ポール&マリー」の
1964年オーストラリア・コンサートの放送を見学。
懐かしくてありがたくていい番組だった。
その中で「天使のハンマー」を歌う前に、
ポールが「『天使のハンマー』は前年の(1963年)のワシントン大行進で歌った」ことを紹介。
その、1963年に行われたワシントン大行進において、
有名な“I Have a Dream”(私には夢がある)で始まる演説を行った。
人種差別の撤廃と各人種の協和を訴えた世にも有名な名演説であった。
彼はその時弱冠34歳であった。
アメリカを代表する名演説として有名なのは、
あの「人民の人民による人民のための政治」というフレーズが登場した演説で、
272語の3分ほどの短い演説だったようである。
また、「祖国があなたに何をしてくれるかを尋ねることより、
あなたが祖国のために何をできるか考えて欲しい」と訴えた、
ジョン・F・ケネディの1961年1月20日の大統領就任演説も、
歴史に残る15分の演説であった。
そして、2009年1月20日、キングと同じ肌の色を持ち、
おそらく27歳!のお抱えスピーチライター(ジョン・ファブロー)と、
練りに練った素晴らしい内容の演説になるだろうから、
一刻も早くそれを実践で示してほしいものである。
演説は20分程度のものらしく、耳を澄ますに相応しい長さでもある。
新大統領を祝うため、新しい時代の幕開けを期待する瞬間に立ち会うため、
ワシントンは空前の人出となるもようである。