遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

黄金狂時代/チャールズ・チャップリン

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チャップリンの黄金狂時代





500円で買えるワンコインDVD、

部下がまとめ買いをしたとか。

何を買ったのかと問えば、




「風邪と共に去りぬ」


「三十四丁目の奇跡」

の6枚だとか、ま31歳男子にしては渋いけれど、悪くない選択である。

もっともっと映画を観て欲しいものである。


私も、負けずに



チャップリンの黄金狂時代」

を購入した。


「黄金狂時代」は、アラスカのゴールドラッシュ(1899年~)が舞台。

この映画が作られたのは1925年。


一攫千金を夢見た金鉱探しの一人がチャップリンである。

心から「幸せになって欲しい」と願ってしまう、

そんな、寂しく貧しく情けない主人公をチャップリンが演じる。


映画は、大勢のエキストラを使って、スペクタクル画面を撮ったり、

当時としては珍しい合成画面での特撮画面があったり、

チャップリンの力の入れようが感じられる。


世にも有名な、

コッペパンを使ったダンス(ジャケット写真のシーン)や、

食べるものがなくて、自分の靴を片方だけ食べるシーンや、

ドタバタするスラップ・スティック場面など、

そんなにんまりする小技集が、チャップリンの真骨頂である。

(学生時代に見たときは、映画館中爆笑であった!!)



「幸せになって欲しい」と願った私の思いが伝わったかどうか、

よかったら500円の投資と、80分の時間を投入していただきたい。


うちの部下が購入した「三十四丁目の奇跡」(私は未見)を除く5枚も、

是非是非是非、観ていただきたい、

必見の5本であると思う。