遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

2018年私の読んだ本ベスト6

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以下一覧は、2018年に私が読んだ主な本です(小説とエッセイ・ノンフィクション別、読了順)。

習慣的に「dマガジン」の週刊誌、「朝日」「サンデー毎日」「文春」「新潮」「現代」「ポスト」と、朝日新聞の書評欄をチェックしていて、面白そうな本をピックアップしてなんとか30冊くらい読めました。私としてはよく読んだ方ですが、年間50冊は読みたいものです。

■小説
◆罪の声/塩田武士
砂上/桜木紫乃 
羊と鋼の森/宮下奈都 
オペレーションZ/真山仁
◆オンブレ/エルモア・レナード
◆屍人荘の殺人/今村昌弘 
日の出/佐川光晴 
コンビニ人間/村田 沙耶香 
TIMELESS/朝吹真理子 

翻訳小説が1冊と、余りにも少なくて少し驚きました。

おすすめベスト3は、読んだ順に「百年泥石井遊佳」「コンビニ人間/村田 沙耶香」「TIMELESS/朝吹真理子」でした。

女性作家で3人とも芥川賞作家で、」石井と村田の作品は受賞作でした。

その他、「日の出/佐川光晴」が清々しい逸品でしたし、「オペレーションZ/真山仁」は日本の近未来の現実を表象していて切実でした。

直木賞受賞女性作家の「砂上/桜木紫乃」と「蜜蜂と遠雷恩田陸」(直木賞受賞作)も、上記作品に劣らない印象的な秀作でした。


■エッセイ・ノンフィクション
◆Black Box/伊藤詩織 
◆鳥類学者だからって鳥が好きだと思うなよ/川上和人
◆不死身の特攻兵/鴻上尚史 
◆SHOE DOG(シュードッグ) /フィル・ナイト 
◆大家さんと僕/矢部太郎 
◆これからの日本,これからの教育/前川喜平, 寺脇研 
◆絶景本棚/本の雑誌編集部 
◆真実/梶芽衣子 
◆「西洋美術史」/木村泰司 
◆24歳の僕が、オバマ大統領のスピーチライターに?!/デビッド・リット 
◆日本軍兵士/吉田裕 
◆牛を屠る/佐川光晴 
◆お多福来い来い: てんてんの落語案内/細川貂々 
◆珈琲が呼ぶ/片岡義男 
◆世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事/津川友介 
◆出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと/花田菜々子 
うつ病九段/先崎学 

おすすめベスト3は、読了順に、「SHOE DOG(シュードッグ) /フィル・ナイト」「24歳の僕が、オバマ大統領のスピーチライターに?!/デビッド・リット」「牛を屠る/佐川光晴」でした。3人とも自らの職業について深く書いているところが、素朴でケレン味がなくて物語のように実に面白く読めました。

「不死身の特攻兵/鴻上尚史」と「日本軍兵士/吉田裕」は、愚かな太平洋戦争の実態を元兵士を通して描いた問題作で、多くの人に読まれたようでうれしい限りです。

また、「大家さんと僕/矢部太郎」「珈琲が呼ぶ/片岡義男」「うつ病九段/先崎学」も幸せな読書をもたらせてくれました。

基本的には、30冊近い総ての本が有意義な読書時間を提供してくれました。

感謝


以下拙記事
【小説】
◆罪の声/塩田武士 
砂上/桜木紫乃 
羊と鋼の森/宮下奈都 
オペレーションZ/真山仁 
◆オンブレ/エルモア・レナード 
◆屍人荘の殺人/今村昌弘 
日の出/佐川光晴 
コンビニ人間/村田 沙耶香 
TIMELESS/朝吹真理子 

【エッセイ・ノンフィクション】
◆Black Box/伊藤詩織 
◆鳥類学者だからって鳥が好きだと思うなよ/川上和人
不死身の特攻兵/鴻上尚史
SHOE DOG(シュードッグ) /フィル・ナイト 
大家さんと僕/矢部太郎 
◆これからの日本,これからの教育/前川喜平, 寺脇研 
◆絶景本棚/本の雑誌編集部 
◆真実/梶芽衣子 
◆「西洋美術史」/木村泰司 
24歳の僕が、オバマ大統領のスピーチライターに?!/デビッド・リット 
日本軍兵士/吉田裕 
牛を屠る/佐川光晴 
◆お多福来い来い: てんてんの落語案内/細川貂々 
珈琲が呼ぶ/片岡義男 
◆世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事/津川友介 
◆出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと/花田菜々子 
うつ病九段/先崎学