遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

柚子湯でフォー/大雪に挫けそうで挫けない

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画像は、昨日22日の我が家の庭。

バスが来ないので、学校を休んだ次女が撮ったもの。

北国ではない、我が家は畿内にある。


昨日の私は、家内の軽自動車=4輪駆動+スタッドレスタイヤで、

いつもと違う平坦なルートを選んで、6時30分に家を出発。


しかし、都会に近づくにつれ道路は大渋滞、

片道2車線の国道に集まった車は、まったく動かず、微動だにしない。

高速道路は通行止め、わき道はスリップするリスクが高い、

ゆえに、私の居る国道に車が集まる。


その間に吹雪はますますひどくなる。


こんな大渋滞を経験したのは、阪神大震災以来のことであった。

私の車は、スイスイ走れる装備なのだが、他のクルマはそうは行かないみたいで、

道路に立ち往生する台数が増えていく。

救急車が、時間をおいて3台追い抜いていった、乗せてくれー。


「あなたが出勤しなくても、会社は潰れませんよ。」(私もだ。)

「あなたが今日訪ねなくても、お得意先は怒りませんよ。」と言いたいくらい、

みな目的地に車を向けている。


焦る(遅刻する)

→怒る(他車帰れ!)

→呪う(天を仰ぎ)

→諦める(10時に来客予定だったが)

→また焦る(トイレに行きたくなり、ガソリンが警告量に)

→安堵(スタンドで給油&放○)

→後悔(休めばよかった)


映画「シャイニング」の、雪に閉ざされたジャック・ニコルソン状態だったが、

精神がおかしくなっていくようなことにはならなくて(当たり前だ)、

後悔→の後は、落ち着きを取り戻した。(というか、もう疲れていた。)

帰り道のこともすでに心配ではあったが。


結局、職場に着いたのはお昼を過ぎていた。


みな、勤勉なことで、うちのスタッフは誰も遅れず出社したようだ。

偉い、覚えておこう。

私のことは忘れてほしい。

努力・工夫のしようがないこともあるのである。



帰り道は、4輪駆動+スタッドレスタイヤの選択が功を奏して、

スイスイと帰れた。


ご近所でいただいた柚子が9個浮かぶ湯船で、

「フォー」状態であった。


冬至であった。