遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

鹿沼市長選で立憲・共産候補が勝利! 公明党は政権離脱し「平和の党」に復帰せよ!

昨日の甲子園球場、勝率5割にまで戻ってしまった阪神が3連勝し「勝った勝ったまた勝った、強い阪神また勝った」という声が鳴り響きました。

対戦相手が相手が目下のところ絶不調中の西武ライオンズでしたから、喜びも中くらいなりおらが阪神なのですが、でも「勝ち」に違いはないので夕方以降すっと処理の余韻に浸っておりました。

なので、栃木県鹿沼市長選で立憲・共産が推す新人候補者(松井正一、58歳)が、自民・公明推薦の新人候補(小林幹夫、70歳)に勝ったことを知ったのは夜遅くになってからでした。

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「勝った勝ったまた勝った、強い立憲・共産また勝った」と独り勝鬨を挙げました。

鹿沼の場合、対立候補が70歳だということ、投票率が前回から2.87ポイント低かったこともあり、いままで自・公の候補者に投票していた人が投票を棄権しただけのことで、立憲・共産が強くなったわけでもないかもしれませんが、それでも「勝ち」に違いはありません。

自民党の安倍派を中止とした「裏金」問題に端を発した自民党政治に、有権者たちは憤懣やるかたない思いを投票(投票棄権)行動で態度表明したのかもしれません。

栃木県と言えば、自民党茂木敏允幹事長のおひざ元なのですが、それでいてこの選挙結果ですから、自民党の首脳が思っている以上に裏金問題は一大事だということです。

それにつけても先週の政治資金規正法改正案の中身がひどいことこの上なくて、きょうから参議院でその審議が始まりましたが、自民・公明に加えて維新までが当の卑しくてみすぼらしい改選案を通そうとしていて醜いことになっています。この期に及んでまだいけしゃあしゃあと抜け道を作ってトンズラするつもりなのでしょうか。

維新の会には「深い闇」があって、政治資金の流れていく経路と今回の改正での「抜け道」には切っても切れない関係があるようで、それが何なのか想像の域を出ませんが、いずれ表に出てくるかもしれません。ひょっとしたら、維新の内部(足立康史あたり)から「経路の地図」が漏れ出てくるかもしれません(知らんけど、楽しみ)。

 

憲法の前文にはこうあります。
「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。」

国政をつかさどる「国民の代表者」である国会議員は国民に信託されているだけのことなのに、裏金を貯め込んでいったい何をしているのでしょう。

彼らは同じく憲法の前文にある「正当に選挙された国会における代表者」ではなく、「裏金で歪められた選挙で選ばれた代表者」だということが有権者にバレてきたようです。

 

私は公明党に一票を託したことは過去に一度もありませんが、「平和の党」公明党はいったいどこに行ってしまったのでしょう。

2009年に公明党の代表に山口那津男(71)が就任して15年になりますが、2012年の安倍政権から連立与党になってからの安倍-山口はタッグは、戦後民主主義を間違いなく破壊したと言ってもいいでしょう。

公明党は速やかに政権与党を降りて、この失われた10年を冷静に振り返るべきではないでしょうか。創価学会員の多くの方も、私と同じ考えだと思います。

公明党には、自民党との連立から身を引くことで平和の党の再生をはかってもらいたいと願っています。

ということで、自民党と維新の会が連立を組むのは時間の問題だと思われますし、さもないと次の選挙では大変なことになってしまいますので、公明党さまにおかれましては、そろそろ政権から降りていただく時期が来たようでございますので、よろしくお取り計らいのほどお願い申し上げます。

 

日本国憲法(前文)
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。