遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「国会よ、正気を取り戻せ」と維新や国民民主が鳴いています?!

     

唐突ですが、ここで問題です。上の画像、左端の人物を隠しましたがこの人は誰でしょうか?

誰でも正解できると思いますが、それはともかく「国会よ、正気を取り戻せ」とは、すばらしい提言ですね。

それにしてもこれは国会議員に言っているんでしょうが、具体的には国会で最大多数を占める自民党に向けたことばだと思うのですが、街宣車の上からでも同じことを吠えたらいいかと思いますがいかがでしょう。

自民党よ、正気を取り戻せ」

萩生田光一よ、正気を取り戻せ」

杉田水脈よ、正気を取り戻せ」

岸田文雄よ、正気を取り戻せ」

などなど、いろいろバリエーションも考えられます。

一方、産経ニュースによると〈首相の改憲目標に黄色信号 衆院憲法審で自民「開催は予算案通過後」、維新・国民は反発〉とあります。

https://sankei.com/article/20240207-3354GK5MXBPV5O374UOM427Q6Q/

早期の憲法審開催を求める維新と国民民主が、改憲を党是に掲げる自民党の対応が後ろ向きだと批判。自民総裁任期中の改憲実現を訴えてきた岸田首相の目標は黄色信号が点滅しつつある。

だそうで、この「改憲」へ向けた岸田の言うばっかりで何もしない態度に、髪型だけ立派なあの方が「正気を取り戻せ」と叫びたいのかもしれません。

維新も国民も、今国会でなんとか改憲の筋道を立てたい(憲法改正の発議)と願っているようですが、いまそんな状況ではなくなってきています。

岸田内閣は、裏金問題や再燃してきた閣僚と統一教会問題の追及からなんとか逃れて、早期に来年度予算を成立させることで精一杯という「這う這うの体」。「憲法審査会」にまで手が回らない状況です(願ってもない言い訳が出来た)。

そういう状況が理解できないということは、維新も国民民主も自民党より頭が悪い党首や幹部に操舵されているようです(だから自民党に入ることができない議員がたかっています)。

政治不信を招いた裏金・統一教会増税能登半島地震対応などに関する政権政府の無能さが、改憲どころではない状況を作り出したようで、私的にはそれはそれで好ましい状況であります。

ということで、取りあえず裏金問題や能登半島復旧問題などでもっと自民党を厳しく追及して、国会に参集するすべての皆さんの正気なところを見せていただきたい今日この頃であります。