遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「自民党につける薬はない」ことがわかる世論調査結果です

時事通信社の5月世論調査によると、岸田文雄自民党総裁任期が切れる9月以降も首相を続けてほしいとの回答はわずか6.0%でした。

今すぐ辞めてもいい数字だと思うのですが、岸田降ろしでもないかぎり今の内閣が継続しそうです。このままずっと岸田内閣のままでいて、落ちるとこまで落ちてほしいと思ってしまいます。

テレ朝系列のANNの世論調査では、次の衆議院選挙後の政権について、政権交代を期待する」と答えた人が52%だったようです。

以下そのおもな結果です。
衆院選後に自公政権の継続を期待する」39%で、政権交代を期待する」は52%

岸田内閣の支持率は20.7%(先月より-5.6)、「支持しない」60.8%(+9.1)

子育て支援の財源として、医療保険料に負担金を上乗せ法案を「支持する」が29%で、「支持しない」が61%

1人あたり所得税など4万円の減税は、物価高対策に有効と「思う」32%「思わない」58%

皇位継承「女性にも認めるべき」84%、「男性に限るべき」10%

 

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いま世の中の中心にいるのは、仕事を充実させて自立しようとする独身族、子育て中のファミリーや、無病息災を願う中年以降の男女など、平穏で幸福な暮らしを希求する人たちです。

しかし、アベノミクス以降その願いはいつまでたっても成就されませんので、私たちの暮らし向きは一向に良くならないのは自民党政権のせいなんだなと、みな気づき始めたようです。

先に示した最新のANNの世論調査の示す結果が、そのことを如実に表しています。私たちの子どもたちも、「自分たちの親と暮らした家庭の方が、いろんな意味で豊かだったかも」と思い始めていると思います。

また、皇族継承についての調査結果にも見られるように、世間は同じ男女比で構成されているにもかかわらず、日本はなぜいまだに男系社会なんだ?と思っている人たちが圧倒的に多くなっています。

NHKの朝ドラ「虎に翼」の時代から、敗戦、戦後民主主義、高度成長時代を経て、日本は1ミリも進化していないじゃないかと憤っているようです。

とりわけ、政権政党である自民党の国会議員の時代遅れ感が甚だしくて(めいっぱい忖度した表現)、新しく出てきた日本維新の会などの感覚もそれに通底していて(レベルはさらに落ちていて)、かられにつける薬はありません。

もうこれはとにかく政権交代を実現させて「日本の患部」を取り除かなければならないところまでやってきたようです。

自民党内部からも、「この数か月は(下野した)あの2009年の時よりも厳しい。いまはただただ無視をされる。『自民党?知らねえよ』みたいな」という声が上がっていて、一部で噂されていた6月解散説などありえない状況となっています。

ということで、このまま岸田政権で継続していただいて、東京都知事選では小池都政野党共闘候補により打倒してもらい、その間に立憲民主党を中心とした次期政権の構想をじっくり練っていただいて、一気に政権交代を目指していただきたいと願うきょうこの頃であります。