今日Youtubeで国会本会議ライブを時々見ていたら、立憲民主党の山井和則が延々と演説をしていました。
衆院予算委員会の採決に徹底抗戦のため、立憲民主党による小野寺予算委員会委員長解任動議の趣旨弁明演説をしていたのでした。
野党のヒヤリングなどで山井が司会をしていると、もったいぶっているというかてきぱき感がなくて、あまり好きな政治家ではないのですが、今日は立派な演説でした。彼を見直しました。
「フィリバスター」、長時間の演説などを続けることで議事進行を意図的に遅延させる行為のお手本のような演説だったようで、ああいうマイクを通したエコーの効いた話っぷりは本会議場にピッタリだという感じがしました。
演説の内容もただだらだらと長いだけでない、立派なものだったようです。
山井は、裏金議員51人をあいうえお順にゆっくり紹介したり、議長から「趣旨説明の範囲を逸脱しないで進めなさい」と促されると、渡りに船と、趣旨説明が長くなる理由を山井が説明開始するという面白い展開に持ち込んだりして時間稼ぎを繰り返しました。
自民党議員のヤジに的確に反応し、「国民はインボイス、確定申告…全て裏付けのある書類や領収書が必要なのに、自民党の国会議員だったら領収書が要らないと思ってるんじゃないですか?そんな特権階級みたいなこと言ってちゃダメですよ」とくぎを刺す。
「自民党の議員はちゃんと税金払って下さい!自民党の皆さんちゃんと払ってますか?」「え?何?払ってますか?領収書ないのにどうして税額がわかるんですか?」
「納税がされなければ予算は組めないのですよ」「国民はインボイス、確定申告…全て裏付けのある書類や領収書が必要なのに、自民党の国会議員だったら領収書が要らないと思ってるんじゃないですか?そんな特権階級みたいなこと言ってちゃダメですよ」と、国民の怒りを代弁してくれます。
「そろそろ、採決は月曜日にしたい、と岸田総理から連絡きましたか? あ、まだ? じゃあ続けます」と、結局2時間54分も演説を続け、衆議院の長時間記録を打ち立てたと言います。
本会議に先立って政倫審も行われましたが、質問に立った立憲の枝野幸男は架空パーティーを得意とする銭ゲバ議員の西村康稔に鋭い質問を投げかけ続けていました。
自民党は年度末までに何が何でも予算を可決したいようですが、それとは無関係で政権担当能力がないことははっきりしていますので、野党は政権交代のための準備に励んでいただきたいと思うきょうこの頃であります。