遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

日本は世界の三流国から二度と這いずりだせないかもしれない

今、衆議院予算委員会で閣僚席に座っているのは、岸田首相と疑惑の渦中にいる三人の大臣(寺田稔総務大臣山際大志郎内閣府特命担当大臣秋葉賢也興大臣)の4人です。

質問しているのが立憲民主党後藤祐一で、まず自民党統一教会の間で交わされた「推薦確認書」の件について、どの議員が確認書を交わしていたのか調査しないのかと問い詰めています。例によって岸田はのらりくらりと交わしていて、委員会室は野党の怒号が響きやや紛糾気味です。

続いて、政治資金をちょろまかして私腹を肥やしたり家族に流している疑いについて寺田大臣の質疑が始まりました。

こんなコソ泥チックな情けない閣僚が3人もいれば(「はしたない行動」により名誉棄損で敗訴した政務官もいます)、普通の民主国家なら(たとえばイギリスやドイツのような国でしょうか)、内閣はつぶれて首相が変わるでしょう。

明治以来、イギリスやドイツの国会を手本に日本の国会が成立しましたが、以来150年の近代政治の中で、二度の大きな世界大戦に突進した内閣を別にすれば、日本帝国憲法下でも今ほどひどい内閣や国会運営はなかったのではないでしょうか。戦争に突っ込む無謀で無能な内閣のサンプルというべき政権が、この10年続いています。

この10年で失ったものを取り戻すには、50年かかるかもしれないし、世界の三流国から二度と脱却できない国になるかもしれませんし、下手をすると50年後には日本国自体がなくなっているかもしれません。

「頭」が腐っているので売国奴などの「百鬼夜行」が留まりません。悪党がのさばり続ける国になってしまいました。

とりあえずは政権交代して連合野党で新しい国づくりをしていくほかないのでしょうが、その足並みがそろわないことがこの国の悲劇であります。いま連帯しないでいつやるのでしょう情けない。

立憲民主党は、泉代表が改憲問題や維新の会との提携などで日和っていて問題ある代表なのですが、個々の議員については国会でぼんくら閣僚を追及していますので、まだ少し希望を感じています(楽観的過ぎですが...)。

きょうの予算委員会の録画は、Youtube立憲民主党などのチャンネルがアップしていますし衆議院の公式チャンネルでも公開されていますので、立憲民主党の議員の部分だけでも見ていただきたいと思います。

ということで、今はじまった後藤君の山際大臣への追及を、楽しく拝見することにします。

長妻昭もめちゃ怒っています

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宮本岳志(共産)

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