自民党の松野博一(61)、萩生田光一(60)、茂木敏充(68)の共通点は「二世議員」「世襲議員」ではないことです。
国会議員になった経緯は各自各様ですが、ここに来て裏金作りについてメディアに暴露されています。
日刊ゲンダイによると、官房長官をクビになった松野博一は、《昨年12月、裏金問題が発覚してから官房長官を更迭されるまでの約2週間に4660万円の内閣官房機密費(報償費)を自身に支出していたことを(しんぶん赤旗が)報じた》と伝えています。
「官房機密費を直接自分に流す」という行為がもし事実なら、パーティー券を迂回させて作った裏金以上に重大な問題です。この「赤旗砲」が事実なら、大変な犯罪行為なのではないでしょうか。
わずか2週間で4600万円を懐に入れた松野前官房長官の、あまりにもイージーな裏金作りに驚愕しますが、8年以上も官房長官の地位にあった菅義偉(世襲議員でない)は、官房機密費をどれだけチューチューしていたのでしょうね。
今日の予算委員会でも政府は追及を受けましたが、いやはや大変なことが発覚(?)しました。
萩生田光一の裏金に関する収支報告書に記載した訂正について、金額以外の項目についてすべて「不明」とされていることを衆議院の予算委員会で追及されました。
雑誌「FLASH]によりますと《報告書の支出欄では、「収入総額」「前年からの繰越額」「支出総額」「翌年への繰越額」欄にすべて二重線が引かれており、いずれも「不明」と記されている。》
予算委員会で、あたふたふにゃふにゃと答弁した松本総務相が「それでよし」としていることに「バカにするな!舐めてるのか?」とSNSなどで批判が殺到しています。
茂木敏充は、1枚の領収書で2件の支出をはかったかどで、「文春砲」の格好の的になってしまいました。
そういうワザは、私たちの確定申告でも通用するのか、だれか予算委員会で質問してくれないかな。事前通告がなくても、岸田幸雄でも答えられる質問なんだけどな~。
菅義偉も含めると、この四人は自民党の世襲議員に追いつけ追い越せで、首相や党の要職や内閣の常連になったわけですが、いまの姿が権力と金に取りつかれたなれの果てであります(まだ誰も議員辞職していませんが)。
こういう汚い金を作るために国会議員になったということで、結論が出ていますが、何か質問はおありでしょうか。
ということで、自民党は派閥のみならず党を解党して出直した方がいいかもしれませんね。