2009年の政権交代で民主党政権が誕生し、自民党は3年間を野党の座に甘んじていました。
政権与党だった民主党は、不幸にも「東日本大震災」に遭遇しましたが、野党自民党の協力を得られないまま、いやむしろ足を引っ張られる形で復旧対策にあたりました。
自民党の政策のもとで建設された原子力発電所のひとつが大事故を起こした未曽有の自然災害に、民主党は足元をすくわれました。
しかし、もしあの事故の際の政権が安倍内閣だったとしたら、今ごろ福島原発やその周辺住民の健康被害はどうなっていたでしょう。それを考えると、背筋が寒くなります。
上に貼り付けた一覧表は、2009年8月に民主党政権が誕生して最初の7カ月で達成した政策です。
安倍晋三の口癖だった「悪夢」のような民主党政権は、ただ単に安倍晋三が悪夢と認識していただけで、国民にとってはちっとも悪夢ではなかった、いまとなっては良き政権だったと思うのですがいかがでしょう。
下に貼り付けた表は、あの民主党政権が掲げたマニフェストについて、3年間でどのように実現されたかを検証したものです。
https://gendai.media/articles/-/88224#goog_rewarded
「ムダづかい」「子育て・教育」「年金・医療」「地域主義」雇用・経済」「消費者・人権」「外交」の164項目のマニフェストについて、それぞれの「実現」された項目や「一部実施」されたり「着手」された項目数を示しています。
実現されたものが50
一部実施が60
着手が29で
未着手は7という素晴らしい実績です。
「税金のムダづかい」「子育て・教育」「年金・医療」「地域主義」雇用・経済」「消費者・人権」「外交」といったマニフェストの項目は、2024年になっても、いや今こそ日本が再浮上のきっかけになるためのマニフェスト項目です。
2012年に再度登場した安倍政権以降の自民党政治は、憲政史上最も醜くて下司な腐臭のする政治だったことは誰の目にも明らかでした。
自民党が野に下っていたころから、安倍晋三は統一教会に急接近して、カルト教団のための政治を実践することを胸に誓いました。
もう二度と野党になることは我慢ならないという心情から、自民党総裁の任期まで変更して専制的な政治を繰り広げました。まるでプーチンや習近平や金正恩と同じ精神構造の内閣総理大臣が安倍晋三でした。
そしてその安倍政治の集大成が、安倍派による裏金作りで、安倍チルドレンがあの手この手でばらまいた税金を、政治資金パーティーを開くことで自派閥に還流させました。他の派閥も追随しました。
アメリカに次ぐ世界2位の超大型の予算案を組んで、「還流」が期待されるところに大々的にバラまいて、そのお余りのわずかな額を政治資金パーティー券で取り戻すという、情けないことこの上ない方法で「集金」し続けていました。
自民党の政治家は、私たち国民の幸福のための政治をやらないで、選挙や飲み食いのための表や裏の資金集めをしていました。
官僚が作った予算案に乗っかって、そのわずかなおこぼれをすすっているだけの下司な輩が自民党の代議士たちです。悪夢の民主党政権だって、そんな卑しいことはしなかったんじゃないでしょうか。だから今の予算案に反対しなければならないのです。
ということで、我が同胞の幸せのために、自民党に代わる政権を、と言っても維新の会は自民党以下に下司いので、それ以外の政党、立憲・共産・社民・れいわ・国民・市民連合党などの連立による政権にこの国を任せる時が近づいていると思いますいかがでしょうか。