遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

オスプレイは直ちに全機廃棄せよ! 米国に忖度した愛の「不時着水」

昨日11月29日午後2時40分ごろ、鹿児島県屋久島沖に米軍オスプレイが墜落しました。

搭乗していたのは8名で、うち1名の死が確認され7名が行方不明です。

墜落を目撃した人によると、「バーンと爆発して、プロペラがボーンと飛んで、その直後に墜落」したようです。
「機体がバラバラ。いくつもの破片に分かれて。オレンジの大きなブイが膨らんで流れてますけど、人が入っているような状況は確認できません。落ちて火柱を確認したものだから、全船救助に向かいましたけど、散乱した機体とか、エンジン部分かな、漂流して南のほうに少しずつ流れていますね」という目撃談もあります。

当該オスプレイは、何らかの問題を発生して屋久島空港緊急着陸しようとしていたようですが、海から空港に進入する前に墜落したようです。

この墜落について、防衛省副大臣など日本当局は「不時着水」という表現をしました。

「不時着水」という単語が存在したのか造語なのか分かりませんが、初めて耳にする不思議な単語でした。

搭乗員は最後まで着陸するために努力していたことは当然ですが、搭乗すべきでなかった航空機で命を落とした乗員のことを思うと「不時着水」とはなんと不遜な言葉を使うのかと呆れてしまいます。

不謹慎なのは承知で言いますと、米国や米軍や製造した航空会社に忖度した、〈愛の「不時着水」〉という表現です。

当局が「不時着水」と発表したにもかかわらず、各紙は「墜落」として朝刊一面で伝えました。

米軍に忖度せずに「墜落」として、事故調査に全力を挙げるべきです。日本は自衛隊に米国から買ったオスプレイが十数台が木更津に配備されていて、最終的には17機になるようです。

今年の9月に、米軍のオスプレイが大分空港に緊急着陸したニュースはまだ記憶に新しいところですが、あの時は、緊急事態とは言え米軍機が日本の民間空港を使うことに不安を覚えましたし、今後オスプレイの墜落事故がなければいいがなと心を痛めていました。

その記憶が新しいまま、今回の残念な痛ましい事故になりました。犠牲になられた米軍人やそのご家族に心より哀悼の意を表します。

オスプレイの飛行に慣れている米軍でも制御できない航空機を、自衛隊員が乗りこなせるのかという不安はいよいよ増します。

また、これまでに沖縄をはじめ世界の各地でオスプレイの起こしてきた多くの事故を想うに、国内に墜落して民間での大惨事が起きる可能性は非常に高い危険極まりない航空機なのが確実となりました。

安全を守るための航空機自体が安全ではないということで、なんとも悲しい無駄なお荷物となりました。

オスプレイは、今のうちに廃棄するのが妥当と考えますがいかがでしょう。ヘリコプターの方が安全で優秀ではないでしょうか。