昨日のNHKの日曜討論で、立憲民主党の長妻昭が自民党の萩生田光一にこんなすごいことを言ったのだそうです。
「萩生田さんは自民党の中で最も統一教会と関係が深い」
萩生田はそのように言われて、「レッテルを貼るな」と激怒しつつあたふたとしていたとかいないとか。NHKの地上波の生放送で取り返しのつかないことを言われてしまって、お気の毒なことこの上ないレッテルでございました。
「レッテルを貼るな」というのは、安倍派の常套句なのかもしれませんが、手あかがついた何の抗弁にもなっていない悲しいフレーズです。
それにしても、「萩生田さんは自民党の中で最も統一教会と関係が深い」と長妻昭がNHKの日曜の朝の生放送で言うんですから、まったく疑いようのない事実でしょう。
名誉を傷つけられたのなら、訴えたらいいと思いますがいかがでしょう。「私萩生田と統一教会の関係については、現在長妻議員と裁判中ですのでお答えは控えさせていただきます」というありがたいお守りがもらえますし。
ともあれ、長妻の発言で萩生田光一と統一教会の関係性が再度クローズアップされたことは誠に喜ばしいことです。
直近の動きでは、萩生田が生稲晃子の選挙活動の時に、生稲を伴って統一教会にあいさつに行ったことが思い出されますが、それは予定になかった行動だったとされていますが、予定になくても訪問できる間柄だったことがバレバレでした。
安倍亡きあと、萩生田がもっとも強力な壺議員であることは周知のことなのに、自民党の顔として政調会長で居続けることは、統一教会との関係性が継続していることとみなされても仕方がないことです。
自民党の細胞の中に巣食うがん細胞のような存在が統一教会なのですから、自民党が潔白だと主張するなら立憲民主党が衆院に提出した教団の財産を保全する特別措置法案を早急に真摯に審議して信者を救済して完全に「がん細胞を削除」すべきでしょう。
それがかなわないのは、萩生田が政調会長に居座っているせいだと、長妻昭は言いたかったと思います。
でも、「萩生田さんは自民党の中で最も統一教会と関係が深い」といういい方は、萩生田が怒れば怒るほど、良いタイミングでの良い言葉選びだったと思います。
長妻昭は民主党時代に、国会で「消えた年金」問題に関して政府自民党を追いこみ、最後には政権交代を実現させた戦士のひとりでしたが、あれから15年ほど経ちますが、彼のインパクトのある言葉選びのセンスは野党の鑑的な存在だと思います。
信者の数で言えば零細なカルト教団「統一教会」も潰せないで、私たちの未来を自民党に託すわけにはいかないのではないでしょうか。高潔な自民党支持者の皆さんも同じ考えだと思うのですが、いかがでしょう。