遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

支持率26.9%←息も絶え絶え状態になってきた岸田内閣

柿沢未途法務副大臣江東区長選でのYoutube広告宣伝について、先に辞任した木村弥生区長に自らが広告の利用を勧めたとして、副大臣の辞表を提出しました。
https://digital.asahi.com/articles/ASRBZ7W29RBZUTIL02P.html

木村弥生区長は、特捜が捜査を始めた24日からわずか2日で公選法違反だったと認めて区長を辞任しました。ベテランの国会議員が勧めたのだから、これは太鼓判をもらったも同然と動画広告を打ったようですが、脇が甘かったと言わざるを得ません。

柿沢は、朝日新聞に木村区長に自分が勧めたと、自ら名乗り出たようです。

この江東区長選は、柿沢が推す木村候補と萩生田光一が推薦する候補との保守陣営を割ったいわば代理戦争だったようで、萩生田が推した前の区長の息子が落選した結果に終わったようでした。

萩生田は柿沢に「木村候補を推すのなら、次の衆院選東京15区の公認をはずす」と恫喝されたにもかかわらず、新人の木村候補を推薦し当選を果たしました。

萩生田ごときに恫喝されて、引き下がるはずもない柿沢、江東区長選は見事に萩生田陣営に勝ったものの、副大臣になったとたんに思わぬ方向からの一撃を受けてしまいました。

世が世であれば、萩生田に事件を握りつぶしてもらえたところが、返り討ちにあったのかもしれません(知らんけど)。

ということで、愚策のオンパレードに加えて不祥事が絶えない岸田内閣の支持率は、ANNの週末の調査で26.9%と、過去最低にまで下落しました。

岸田内閣の渾身の一投であったはずの「4万円減税」策は、「お前ら自民党は国民を馬鹿にしてるのか?」「そんな策より毎月の給料がせめて4万円上がるような経済政策をしろよ」という火に油を注ぐような愚策で、26.9%は国民の怒りが現れた内閣支持率であります。

NHKで放送されている今週の予算委員会では、これまでの岸田内閣の数々の愚策について立憲野党(立憲民主・共産・れいわ・社民)に追及されていて、それらについての閣僚のぶざまな質疑を見ていると、内閣支持率はますます下がり続けると想像できます。

こんなことでは、1年後に予定されている自民党総裁選までに衆院解散はないのではないかと思われますが、それ以前に岸田内閣が「内から崩壊」していくような予感もします。

優秀な自民党の若手たちが党を見限って出ていくことはあまり想定されませんが、次の総裁選がいつ行われどんな妖怪たちが立候補するのか、それはそれで楽しみなことではあります。

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