上の画像は、どなたかが貼り付けてくださった「モーニングショー」で紹介された、1989年と2023年の年収500万円のサラリーマン一家の手取り収入の比較です。
1989年で430万円あった手取りが、2023年では398万円にまで手取りが落ちています。
このケースだと、30年で30万円の収入減ですから、気付かれないように巧妙にそーっとそーっと家計を侵食していって、気が付けば「手取り、めちゃ減ってる!!」というのが現在位置です。
上の例で、手取りから生活費300万円と仮定して、消費税を加えての残金をざっと試算してみました。
◆1989年
この年に日本初の消費税が3%の税率で始まりました。
500(収入)-70(税・保険)-300(生活費)-9(消費税3%)=残り121万円
◆2023年
500(収入)-100(税・保険)-300(生活費)-30(消費税10%)=残り70万円
残金は50万円の差が出ましたが、生活費は30年前の方がもっと安く済んだと思いますので、残金は100万円近くの差がついたかもしれません。
賃金自体はこの30年間少しも増えていませんので、政府の税金の使い方の無策による重税により人民の生活は困窮している状況です。
仮に税金が高くとも、医療費が安いとか教育費が無料だとか共働きがしやすいような福祉国家になっていればまだしも、公共サービスの充実とは程遠い現況です。
また、低賃金のせいで、人口減や少子高齢化はこの30年間で著しく悪化しましたので、政府の無策と税金の無駄使いにより日本は衰退していったと言わざるを得ません。
ということで、私たちはまったくもって残念な政府を持ってしまいました。政権交代が望まれるところです(とはいえ、維新や国民では全然ダメですけど)。