《大阪・関西万博の建設費が、現行の1850億円から450億円ほど多い2300億円程度に膨らむ見通しであることが24日、明らかになった。運営する日本国際博覧会協会(万博協会)が精査しており、国や経済界などと調整する。会場建設費の上振れは2度目になる。》
《会場建設費は当初1250億円だったが、設備の設計変更や暑さ対策が必要になるとして、20年12月に政府が約1・5倍の1850億円に引き上げた経緯がある。》と毎日新聞が伝えています。
要するに、万博の建設費用は1250億円から1850億円になり、いま2300億円になったということで、当初から1.8倍になりました。また途中経過ですから、一層の円安が進んでいて人材不足は解消していないことを考慮すると、さらにまだ建設費は膨らむと見ていいと思います。
この費用が膨らんだ分はだれが払うんでしょうか。費用が膨らむ前に、中止にした方がいいと思うのですがどうでしょうか。
私は大阪維新のことを蛇蝎の如く嫌っている大阪府民ですが、いまの維新の狼狽ぶりに「ざまあ見ろ」ではあるのですが、この後、維新の失政のために重税を背負わされることは二重の意味で御免こうむりたいと強く思います。
このままでは、大阪市民や財界の負担も増えそうですし、ゼネコンは本音では万博の建設事業から手を引きたいようですし、日本国の税金にまで影響が及びそうなので、いまでも遅くないので万博は中止にするべきです。
前にも書きましたが、あの大失敗した東京五輪は17日間の開催でしたが、万博は6か月間も開催されます。
当初、万博の運営費用は809億円と想定されていましたが、これも少なく見積もっても1000億円にはなるのではないでしょうか。
その他、警備費についても数百億円程度の上振れが予想され《西村康稔経済産業相は9月15日の記者会見で「国が前面に立って確保する」と述べた》ようですから、これまた国の大変な額の税金が投入されようとしています。
万博の諸費用は、建設費2300億円と、運営費1000億円(推定)と警備費700億円(推定)で合計4000億円見当ですが、いま万博を中止すれば、いままでかかった建設費用は1000億円(推定)で、運営費と警備費はほぼゼロ円で済むわけですから、差引3000億円も節約できることになります。
ということで、いま簡単な英断をすれば、3000億円もの税金の無駄が省かれるのですから、今すぐ万博を中止しましょう。
#日本維新の会 の藤田幹事長が「党派を超えて(万博を)成功させるのが国民の願いではないか」と発言。しかし馬場代表は7月、「立憲民主党がいても日本はよくならない」「共産党はなくなったらいい」と他党を罵倒していたはず。苦しくなったら党派を超えて、とは笑止千万です https://t.co/Y5pPYixZK9
— 日刊ゲンダイDIGITAL (@nikkan_gendai) 2023年9月26日