遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

大阪維新・吉村知事の失脚についてカウントダウンが始まった⁈

上の画像は夢洲大阪万博開場に移植するための樹木です。場所は、吹田市万博記念公園です。

1970年の大阪万博跡地は、万博記念公園として一部保存されています。

公園内には、日本庭園や芝生広場や花壇などが万博の自然遺産として市民の憩いの場が提供されていて、「国立民族学博物館」や岡本太郎の「太陽の塔」が保存されています(入場は有料)。

その、万博記念公園の樹木を引っこ抜いて2025万博会場の夢洲に移植する作業が進められているようです。

2025大阪万博の建設費がひっ迫しているので、1970万博記念公園から樹木を移植するんでしょうが、それでどれだけの費用が浮くんでしょうか。

いま生きている木を掘り起こして、根を菰(こも)で包んで、舞洲まで輸送する作業費用と、新しく木を買って植える費用を比べてみても大差ないような気がします。

一方で、大阪府政・市政は、大阪の樹木を伐り倒しています。

https://note.com/jinminshinbun/n/n0e0a634299e7
大阪市は「公園の樹木の安全管理強化」と称して、「3年間で9000本の木を伐採する」と発表した。巨木になりすぎた木や葉が落ちやすい木、早く育つ木を伐採し、育ちにくい木に植え替える計画だ。
 この計画の前に、府では「2025万博の桜」というプロジェクトが19年から立ち上がっている。25年の万博までに2025本の桜を、府内の公園などに植えるというものだ。2つの政策の関連性は確認できないが、無関係とも言い切れない。》

上の事業の一環として、大阪市大阪城公園の木を2015年から2019年までに1200本以上伐採したそうです(上の画像)。

大阪維新は「木を伐り、木を抜き、木を植える」ことを2025年まで繰り返すのでしょうか。

かつて私は維新の改革は「身を切る改革」ではなく「木を伐る改革」と揶揄しましたが、今度は「木を引っこ抜いて、運んで、植える」ようです。

万博記念公園の樹木を移植し終わったら、次は「万博リング」のために、大きく育った大阪城公園の樹木の出番なのでしょうか(笑)。

大阪維新が府政・市政を担って以降、何か「生産的」(嫌な言葉)なことが行なわれたでしょうか。

都構想の2度にわたる住民投票で惨敗し、まず橋下が失脚し、同じ責任で松井が去り、不祥事を起こしてばかりの府議や市議などの後継者が残って、最終的仕上げが「2025関西大阪万博」の大失敗なのでしょうか。

ということで、吉村の失脚についてカウントダウンが始まったようです。