東電・福島第一発電所処理水の海洋放出をめぐり、中国、香港、マカオが日本の水産物輸入を禁止しました。マカオにいたっては、水産物のほか野菜・果物といった農産物や食肉、鶏卵など幅広い食品の輸入を禁止しました。
日本の中国と香港への水産物の輸出額は、総輸出額（3873億円）の42％（1620億円）を占めます。これは由々しき大問題です。
また、同じく処理水に海洋放出に反対している韓国への輸出額は6.3％となり、もし韓国が輸入を禁止しますと、中国と香港と韓国合わせて実に50％近くの水産物の輸出先、額にして1870億円が消失します。
中国や香港は、水産物の輸入を日本に頼っていない現状ですから、日本産を輸入禁止にしても、影響は限定的だそうです。
こういった毎年1800億円にのぼる漁業補償も、政府や東電がやってくれるんでしょうか、東電の電気料金にまた上乗せされるんでしょうか？誰がその問いに答えるんでしょうか。
日本の処理水放出が決まってから、中国市民は塩の買い占めに走っているようで、処理水放出で中国市民は不安になっているようです。
これについて、大阪維新の代表は以下のコメントをTwitter（X）で発信しています。
吉村洋文（大阪府知事）@hiroyoshimura
中国が買いたくないなら売らなければいい。国家として別の新たな輸出先確保に全力を注げばいい。最初は痛みを伴うが、長い目で見ればその方が安定する。
「国家としての新たな輸出先」を確保するって、どこのことでしょう。中国をはじめ近隣諸国は輸出品の運搬費用も安くつくでしょうから、ありがたい輸出先なんですけどね。
しかもここ最近の円安で、為替差益も発生していますから、とても健全な輸出品が汚染されてしまいました。
大阪万博が開催延期、あるいは開催中止になりそうなのですが、いっそのこと万博開催を諦めて、開催予定地の夢洲に福一の処理水を保管するっていうのはどうでしょうか。そっちの方が万国の人が喜んでくれます。大阪維新の会の支持者が圧倒的ですから、大阪市民や大阪府民は賛成してくれるんではないでしょうか。「長い目で見ればその方が安定する」のではないでしょうか。
東電と政府には、大盤振舞で保管料無料なら、吉村も男をあげるってものですよ。ようやく大阪維新の存在意義が見いだせる提案だと思いますが、維新支持者の皆さんいかがでしょうかね。
ということで、ここに来て、歴史的に日本にイジメられ続けてきた大国中国の堪忍袋の緒が切れそうです。台湾有事（そんなものないけど...）より大変な汚染水放出有事がやってきたようであります。
岸田では何も解決できないと思いますが、どうなんでしょう。
