遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

テキサスから来日した3人の若者が「日本の鮨」に仰け反り平伏しますw

日本食冒険記Tokyo Food Adventures」というYoutubeチャンネルがあり、海外からの訪問客を日本食レストランに連れていき、彼らの食事風景をただ流すだけの動画チャンネルです。もちろん楽しい会話もあります。

「日本に来て何を食べた?」という問いに、どこからやって来たかにかかわらず、異口同音に「ラーメン」と答えます。

そういう外国人訪問客を、鮨、うなぎ、てんぷら、すき焼き、とんかつなどの高級専門店に連れていき、ごちそうするという企画です。

いちばん下に貼り付けた動画は、米国テキサス州ヒューストンから来た3人の若者たちが人生はじめての鮨を食べる動画です。

彼らのうち2人はまだ未成年で、一番右の彼にいたってはまだ12歳らしいのですが、正直言って、彼らに日本の王道な鮨の味が通じるのかと疑いつつこの動画を見ていました。

ところが、彼らはどのすしネタも一様においしいと言ってリアクションしていて、それはなかなかうれしい動画でした。

先付け(もずく、鯛の酒盗湯葉、トマトなど)から、彼らがはじめて体験する高難度な食材料理が含まれていましたが、皆難なく楽しめていて的確な感想を述べたのには感心しました。

そして、お任せメニューの鮨に移りますが、中トロ、ひらめ、イワシイクラと冬瓜、イクラと蟹、マグロ、コハダ、鉄火巻き、メカジキの煮つけ、茶わん蒸し、大トロ、イカとウニ、アナゴ、タマゴ、味噌汁を堪能しています。(このなかで、オーマイガッツ!と彼らが絶賛したのはどれだったでしょう?)

彼らはミュージシャン(ラッパー?)のようですが、だからか語彙が豊富で、見事な食レポや日米の比較を実に面白く話してくれています。彼らの外見、ファッションや年齢から偏見を持ったことを深く反省しています。うまいものは文句なくうまいんですね。

それから、彼らが日本の人や文化の素晴らしいところをいろいろ語ってくれるのですが、社交辞令もあるのでしょうが、とてもいい気持になりました。

このチャンネルに登場する外国人を見ていれば分かりますが、日本の主に水産物を使った日本食のおいしさと新鮮さ、つまり料理人のさまざまな技術とあらゆる食材の新鮮さと品質は素晴らしいものなんだとあらためて感じます。これは、日本人が日常で漫然と享受している自然の恵みについて、改めてありがたく感じることで、忘れてはならないことだと思います。おそらく日本は、世界でいちばんクオリティの高いものを食べられる国なんだろうと思います。

原発の処理水を海洋放出して、地球人が日本の海産物を食べないようになる日が来ることだけは避けたいと思うきょうこの頃であります。

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