遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

木を伐るバカ ビッグモーター、レクサス?、小池都政、大阪維新、地球人

ビッグモーター
ビッグモーターが、多くの店舗の前の街路樹に除草剤を蒔き立ち枯れにしてしまった件。自社の店舗に並ぶ販売用中古車のために、視界を遮る街路樹がじゃまで溶かしてしまったのです。ビッグモーターは、雑草に除草剤を撒いて街の美化運動をしていたわけではなく、自分たちの店の商品の見映えをよくしたかったのです。ビッグモーターは、悪魔のような社長と副社長が去りましたが、彼らはオーナーであることに変わりはありませんので、根っこのところでは生きていますので、例えは不適切かもしれませんが「除草剤」で溶かしてしまうのはビッグモーターン根幹の部分だと思います。

レクサス
北海道旭川では、レクサス(旭川トヨタ自動車)の店舗前の街路樹8本が枯れたそうです。この件も、ビッグモーターの例に近いのではないでしょうか。
街路樹のある街並みにレクサスのようなおしゃれな店舗や高級車がふさわしいと思いますので、もし故意に街路樹を枯らしたのだとしたら、その首謀者はレクサスという商品を貶めたことになります。でも、そういうことは念頭になく、ただただ車が売れれば幸せになるという狭い了見で生きている人なんでしょう。
目下調査中だとのことですが、「秋に落葉してその掃除が大変なので」みたいな、ガクンとひざが折れるような下手人の言葉は聞きたくないですね。
https://nordot.app/1060213990704513890?c=899922300288598016

小池都政
明治神宮神宮外苑を売り飛ばして、外苑の木を伐り球場やラグビー場を移設・立て替えし、高層ビル群に再開発する計画が具体化しています。
都心の一等地を今のままにしておくのはもったいないという発想なのでしょうが、大阪から見れば、あの周辺の落ち着いた大人の雰囲気は、「ザ東京」という雰囲気です。その外苑をズタズタに再開発するという発想は、誰の利権なのでしょうか。「もったいない」という言葉の裏側には「利用しだいで儲けられるのに…」という大阪維新の会のような発想が垣間見えます。
小池知事は、自民党からはみ出たヘルニアのような、大阪維新と「同心円上」にいる人間でっても食えない代物でしょうから、木を伐って利権を実現する頭の持ち主でしょう。
NYのセントラルパークの木を伐ればNY市民は首謀者を許さないと思いますが、東京の再開発計画は市民が先頭に立って阻止するべきだと思います。

大阪維新
大阪市政や府政も、例えば大阪城公園の木を大量に伐って公園管理などのコストカットなどをしています。
隣の県の兵庫県知事も維新の男で、この知事は県が管理している明石城周辺の木を地元市町の反対を押し切りズタズタに伐採しました。
保健所や高校など公的施設を減らして、利権をむさぼろうとする大阪維新からすれば、木を伐ることなど朝飯前だと思います。そのうち大阪から公園は消え、大阪城のお堀は埋め立てられ、夢洲に完成できなかったカジノ(賭場)が乱立するみたいなまるでマンガのような未来も想定できます。

地球人
中国では今月初めからの大雨で大洪水が発生しましたが、多くの高級車が濁流に流されていく北京周辺地域の洪水のようすを映像で見る限り、大災害が発生したようです。
中国当局は、被害実態について詳らかにしていないようですが、死傷者をはじめ流失家屋など被害は想像を絶するものです。
中国のみならず、地球上の彼方此方で嵐(大雨・台風・ハリケーン・竜巻など)による大災害が発生していますが、その原因のひとつが人類の「木を伐る」行為だと思います。
アマゾンの熱帯雨林が、地球の酸素吸入維持装置だったのですが、大規模な木の伐採によりその機能は年々低下していっています。私たちの二酸化炭素の排出量を減らすことと共に、アマゾンなどの酸素を供給する植物の生育を妨げる行為についても考えていくだけでなく早く実行に移すべき時が来ているようです。
地球温暖化によって北極の氷が解け、氷河から水が流れ出し、地球の水分調整機能が破たんして、我々人類も滅びていくだけですから、木を伐って金儲けをしても幸せにはならないようです。