4月13日、菅義偉首相が官邸で関係閣僚会議を開き、東京電力福島第一原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含む「汚染処理水」について、海洋放出する方針を正式決定した。
政府が交わしていた「関係者の理解なしにはいかなる処分もおこなわない」という約束を反故にして閣僚会議できめてしまったのだ。
この「関係者」というのは、おもに福島の漁業者がイメージできるが、果たしてそれだけだろうか。
海は全世界に繋がっているし、東北や関東、東京湾にだってすぐ影響が出るのではないだろうか。江戸前の魚は放出後も安全と言い切れるのだろうか。
韓国と中国はこのニュースを聞いて憤然とした談話を発表した。彼らはとりあえず漁業への影響について怒っているのであって、海つながりでいうと彼らだって「関係者」なわけだ。もっともっとヒステリックに日本批判を繰り返してほしい。
麻生太郎は、「なぜもっと早く（海洋放出を）決められなかったのか。処理水は科学的に処理されていて飲んでも何ちゅうことないそうだ」「中国や韓国の排水より全然キレイ」などと発言している。
こんなバカが副総理と財務相を務めているのだから、そりゃ国内でコロナワクチンは作れないし、海外のワクチンはおいそれと売ってくれないし、PCR検査は進まないし、重症患者用ベッドは不足してくるわな。
それと同じレベルの阿保が吉村大阪府知事で、福島の「汚染処理水」を大阪湾に放出してもいいと言っている。また「放出を認めるか認めないか」の住民投票でもする気なのだろうか。それより、足元のコロナ感染の片をつけてからのたまえと、大阪府民全員からのツッコミがあるはず。今日の大阪府の感染者数は1000人台の大台に乗り、感染者数は拡大を続けていて、いまだに収縮する気配を見せていない。
そして安倍晋三は、自民党の有志と「新規原発の推進」のための勉強会を立ち上げたという。お勉強は人一倍お嫌いな安倍晋三がなにをするのだ？病気で首相を辞めたのだから、治療に専念しろよ。
というわけで、安倍、麻生、二階、菅のバカ四天王とイソジン吉村こそ、どこか遠い海に「海洋放出」するべき人物たちだ。
このままでは、日本は「沈没」して汚染水にまみれることになるので、野党の諸君は一致団結してしっかり仕事をしてくれたまえ。バカに翻弄されているように見えないためには、すべての悪に対して徹底抗戦してくれたまえ。ことは重大だ。
