遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

解散風は通り過ぎましたので野党の諸君は幸せな国づくりに精進ください

岸田首相が「今国会で解散するかも」と匂わせたことで、すわっ解散かと選挙カーを押さえたり選挙ポスターを印刷し終わった国会議員や候補予定者たちが少なからずいたようです。

しかし、昨日「解散しない」と岸田がぶら下がり会見で明言しました。

自民党の中堅は《今、解散なんてやったら、首相がクビになる」と述べ「今回のことで首相の求心力が落ちる可能性がある。首相が周りをもてあそびすぎた。次の臨時国会でも首相が同じことをやると、政権がもたなくなる」と話した。》ようです。

岸田文雄は、安倍晋三が2回も首相をやっている長い間じっと我慢の時期を経て、あいだに菅義偉を挟んでやっと首相になれたのですが、彼が首相になってから判明したことは、無恥無知無能の3拍子が揃った人間だったということでしょうか。

これは、安倍-麻生-菅の「無恥無知無能」の系譜を踏襲するものですが、このような人間を次々と総理総裁に頂く自民党の体質は、全世界に日本国の「無恥無知無能」イメージを拡散しているようで、愛国心も何もない哀しい状況です。

鎖国が解け明治初期から西欧の列強に支配されない国づくりを目指していたにもかかわらず、日本の矜持は失われ、先人たちの苦労はここ10年で水の泡の如く消え去ってしまいました。

日本に矜持はあったのかと疑われる向きもあるでしょうが、戦争を知る人たちがあの不幸な時代に戻ることがないようにと、戦後経済成長期に世界の先進国と肩を並べるところまで頑張ってきた昭和の時代は、まだ日本のプライドが存在していたと思います。

公害や人権蹂躙や自然破壊など戦後の昭和にも諸問題もありましたが、令和の今は経済が衰退しているにもかかわらず同じ問題がより多く山積していますから、戦後の昭和はいまより清廉潔白な時代だったと実感しています。

次の選挙は遠のきましたので、立憲民主党日本共産党社民党とれいわ新選組は、連立政権の道を探り共通の選挙公約による歩み寄りをお願いしたいと思います。

細かいことを言えば、各党それぞれの思いからいろいろ齟齬や軋轢や摩擦が生じると思いますが、野党共通の最大公約数はそんなに少なくないと思いますのでよろしくお願いしたいです。

時代についていけない立憲民主党ポンコツな代表や幹部が相当問題がありますし、連合が芳野会長という手の施しようのない頓珍漢を抱えたままだというのも問題がありますが、市民目線での共通公約で選挙共闘を実施して、幸せな日本にしてもらいたいと思います。

ということで、賃金・税金・教育・人権を取り巻く「マイナ保険証の廃止」「少子化問題(とそれにまつわる多くの諸問題)」「軍事予算と財源・増税」「低賃金と高い消費税や国民負担」「再び消えそうな年金」などで野党の選挙協力のための最大公約数は見つかると思いますので、何卒よろしくお願いします。