遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

だから、君たちはサル以下だと言われるのです

上の画像は、腰まで水に浸かっている人間に手を差し伸べる野生のオラウータンの姿です。

この写真がアップされたサイトの状況説明によりますと、

インドネシアボルネオ島でオランウータンの保護活動を行っている団体のスタッフが、毒蛇が川にいるとの一報を受け、オランウータンの安全のために川に浸かって毒蛇の駆除を行っていたようです。そのスタッフに気づいた当のオランウータン君が、川に落ちて困っているスタッフを助けようとして手を差し伸べて救出しようとしたシーンなのだそうです。

スタッフとオランウータンが顔見知りかどうかまでは分かりませんが、困っている人間に手を差し伸べることが、オランウータンにでもできるということが素晴らしいというか動物のピュアな本性が現れた画像だと思います。

さて、日本の国会では昨日LGBT「理解増進」法が可決されましたが、困った人たちに手を差し伸べられるオランウータン以下の品格の議員たちの賛成多数で可決されました。

なかにはLGBT法自体が認められないと、参議院の本会議では自民党の3人の議員(山東、青山、和田)が席を立ち採決に参加しませんでした。6月13日の衆議院では、体調が悪いとLGBT法の採決に途中退席したり端から欠席した議員(高島、杉田)もいたようです。(山谷や有村や小野田は賛成したようです...)

これら採決から逃げて参加しなかった議員たちは(自民党から出ていく覚悟もあるようですが?)、採択されてしまった腐ってズタズタにされたLGBT法にさえ賛成すると、日本会議神社本庁に顔向けできないということなのかもしれませんが、統一教会創価学会も含めて、自民・公名・維新・国民とそれを取り巻く宗教団体にこの国は潰されていくことになるのでしょうか。

「困った人たちに手を差し伸べる」ところから、政治家としての第一歩が始まったり、敬虔な宗教は始まったのではないんでしょうか。だから、君たちはサル以下だと言われるのではないでしょうか。

以下関連ツイート

小西ひろゆき参議院議員)@konishihiroyuki
LGBTの差別禁止法案が自民党により理解増進法案になり、維新が加わることによって差別促進法案になった。
自維政治の恐ろしさに気付いて頂きたい。

山添 拓@pioneertaku84
LGBT「理解増進」法が可決された。自公+維新国民の「修正」案が「全ての国民が安心して生活することができることとなるよう留意する」としたのは、少数者に多数者の「安心」を理解せよと求めるもので、本来必要な法とは真逆の発想。当事者が懸念する法案をなぜ押し通すのか。

菅野完@noiehoie
いやぁ。自民党すげぇな。6/15の参院内閣委員会LGBT法案審議の自民党の質問者、有村治子山谷えり子の2枚看板できやがった。
100%、日本会議
まじりっけなしの、日本会議
で、質問するの、日本会議だけ。
いやぁ。ひでぇわ。これは。