遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

こちら側の人を石垣のりこが「人民」と言う正しさについて

立憲の石垣のりこ参議員がTwitter「主権者たる人民」と表現したことに、頭の悪い(という接頭語はそもそも不必要な)ネトウヨたちが、国民を人民と呼ぶのはアカだと騒いでいます。
 石垣の元文 「公文書を疎かにすることは民主主義を毀損するのと同じこと。主権者たる人民を蔑ろにする行為に対して、怒って然るべしです。」

騒いでる輩がどんなバカさかというと、
《ついに立憲民主党、石垣のりこ議員、国民を人民と言い始める!日本は、共産主義国家か?!》
《石垣のりこさんに、国会でぜひ「我々日本の人民は・・・」とか、声高高に叫んでほしいですね!》
立憲民主党の石垣のりこさんが使うと、うわーマジかよってなるよね。大部分の中道派の人たちは》
などとTwitterにに書き込んでいるようです。

吉本の芸人よりおもしろいネタ文章を書いていて、小学生に「アホか?」とツッコんでほしいボケ具合です。

また、スマートFLASH編集部のネット記事も、この人民発言に騒ぐバカと同じ側からの頭空っぽ記事を書いています。
https://smart-flash.jp/sociopolitics/234368/1/1/

深い意味まで知らなくとも、小学生でもリンカーン「人民の人民による人民のための政治」という世界のだれもが知る名言は知っているわけで、石垣のりこに反応したお方たちは小学生以下の語彙力なんでしょうね。驚きますね、奇跡ですね。自民党に投票している人にはいないですよね、知りませんけど。

私も、「この国に住む人、国民、市民、住民、民、市井の人、庶民、有権者、納税者、労働者」などと「こちら側の人」を総称することが多いのですが、このたびの件で、そうか人民というのも有りかと思いました。

そこで炎上後の↓この石垣のTwitterに笑わせられました。
石垣のりこ@norinotes
人民、流行らせていきたいです。

ということで、あちら側の人に小西洋之の「サル」、こちら側の人に石垣のりこの「人民」を使っていくことが正しい言葉使いだと思い至ったきょうこの頃であります。

いろんな意味でネトウヨ諸君には実に感慨深い毎日でもあります。

以下関連Twitter
渡辺輝人 🇺🇦連帯@nabeteru1Q78
日本国憲法で「国民」とされている場所の多くは、実際は「people」で、国民というより「人民」の意味なんですよね。例えば幸福追求権の13条の書き出しは「すべて国民は、個人として尊重される。」。これ「人民」の意味です。そうしないと、外国人に幸福追求権はないことになってしまう。

じこぼう@kinkuma0327
「人民」がそんなに嫌なら、「下々の皆さん」とでも呼べばいいじゃないか。公文書管理の問題には目もくれずに、ネットで誰かが吹いた犬笛に真っ先に飛びつき、ただただ一途に「人民」の2文字に吠えつきつつ、飼い主の方にチラチラと目配せをする売文家業、楽しいですか?

尾張おっぺけぺー@toubennbenn
「小中学校の教科書の内容は知らない」が売りのネトウヨさんとはいえ
まさか「人民」の単語一つで大騒ぎしだすとは想定外でした。
安倍晋三麻生太郎小泉純一郎中曽根康弘、そして安倍祖父の岸信介さんらが皆「人民」発言をしているのに、そういう話になった途端黙り込むのは予想通りでした。

尾張おっぺけぺー@toubennbenn
「人民」
があっちでもこっちでも使われていると後になって知ったネトウヨさんが、必死に言い返そうととしていた(笑)
「文脈が」とか言い出していた人がいたのですけど。
だからそもそもどの文脈だとアウトで、どの文脈だとセーフなんだよ。
先にちゃんと体裁を整えた主張を一度くらいやってくれ。

HOM55@HON5437
いまだに石垣議員の「人民」という言葉に過剰反応するお粗末な人がワラワラ現れてますね。
これまで多くの議員や歴代総理大臣が使ってきた事も知らない、歴史に無知な人なんでしょうね。
田中角栄も「人民」を用いてこう言ってますよ。ここに何の問題があるんでしょうか?

kaz hagiwara(萩原 一彦)@reservologic
「人民」が人民服を連想させるから「国民」の方がマシだと言ってる人は、日本にも「国民服」というのがあったことは多分知らない。