「財務省によりますと、国債と借入金、それに政府短期証券をあわせた政府の債務、いわゆる“国の借金”はことし3月末の時点で1270兆4990億円と7年連続で過去最大を更新しました。」とNHKは伝えています。伝えないよりはましですが、ならどうするのかというのが人民にはよく分かりません。
国は「借金」をして何を買っているんでしょうか、どこに金が流れているんでしょうか。
「借金」と「税金で集めた金」は各年度の予算として費消され、最終的には、上級国民の懐に流れ、企業の内部留保として蓄えられ、貿易赤字として海外にも多く流出しているんでしょうか。そこのところを詳らかにしてほしいと思います。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230510/k10014062971000.html
”国の借金” 過去最大1270兆円余 財政状況が一段と厳しく
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230509/k10014060871000.html
3月の実質賃金 前年同月比2.9%減 12か月連続マイナス 厚労省
確実なことは、人民の賃金はずっと上がっていなということです。
国の借金は増え続けているにもかかわらず、個人に金は回って来ない状況がずっと続いています。
本来個人が賃金として受け取れていたはずの金は、これまた最終的には、上級国民の懐に流れ、企業の内部留保として蓄えられ、海外にも多く流出しているのでしょうか。
円安で莫大な利益を出した企業は、法人税などをきちんと日本で払ってくれているんでしょうか。
国の借金1270兆円から見れば、どぶに捨てたと言われている高速増殖原型炉「もんじゅ」の1兆数千億円や、同じく大失敗に終わった住基ネットシステムの1兆円もかわいく思える金額ですし、新型コロナ接触通知アプリCOCOAで捨てた税金の4億円などほんのかすり傷と言えます。
おびただしい税金の無駄使いを重ねていけば、人民はマヒしてしまって気付いていないと思っているのでしょうか。誰か、税金の無駄使いのすべてを明らかにしてほしいものです。
一方で、そんな「借金」大国の日本が、さらに借金を積み重ねて軍事大国を目指していることも人民は気付いていないのかもしれません。
タイムの表紙の岸田首相の見ていると、「ぼくちゃんできる限り長く総理大臣続けるからね」と表情が物語っているように感じられます。
借金を減らすのは政治の使命でしょうが、同時に血液のように金を国中に回して健康な国体を創り上げていくのも政治の責任だと思いますが、日本の借金が減っていくのは今や不可能なのでしょうか。
残念な国になってしまいました、日本。
◆東京新聞編集局@tokyonewsroom
岸田文雄首相は「数十年の平和主義を捨て、自国を真の軍事大国に」 タイムの表紙に単独掲載
「日本の選択」と題され、「首相は数十年の平和主義を捨て、自国を真の軍事大国にすることを望む」と紹介している #岸田文雄
Japanese PM Kishida gets the TIME cover treatment https://t.co/NhrkDwRZ48 pic.twitter.com/jjJMzZWos5
— Michelle Ye Hee Lee (@myhlee) 2023年5月10日