大阪府・市が提供するカジノ・IRのイメージ図や動画に、世界的美術家の奈良美智や村上隆の作品と酷似したデザインが使用されていることが、奈良自身のツイートで明らかになりました。
その一連のツイートが以下のものです。
https://twitter.com/michinara3/status/1646795475327262721
◆yoshitomo nara / 奈良美智@michinara3
大きな犬の自作イメージが出てくるのだが、使用を許可したこともない、というか許可自体を求められたこともない。法律に詳しい方に聞いてみよう。そして、カジノとか、自分は基本的に好きではないです。
村上さんのお花も使われている。
今、村上さんに聞いたら、やっぱり無断で借用されている、と。
代理店のプレゼンってこういうの多いのだが、こうきて公共の電波でイメージが出てくるって、どういうこと?
というか、大阪はなぜ地元の作家を使わない😾良い作家がいっぱいいるのに。
それと思い出したのですが、万博の件で大きなオファーがきたのですが断りました。
私もNHKの動画で確かめましたが、明らかに奈良・村上の作品をIR関連動画に使っています。
冒頭の画像の青森県立美術館の「あおもり犬」が、なぜか大阪IR施設にいます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230412/k10014036051000.html
大阪の「カジノ含むIR」計画 認定の方向で調整 政府
さきの東京五輪でも、贈賄・盗用・パワハラ・セクハラ・過去のいじめ・関係者の逮捕など黒歴史オリンピックか?と言うべき「華やかさ」がありましたが、大阪IRは「無断流用」から始まったようです。
東京には負けないぞという大阪魂が、まずは無断流用を選択したようです(ほぼ盗用です)。
大阪市が舞洲の埋め立てカジノ用地を業者にべらぼうに安い賃料で提供しているという、「贈賄」「利益供与」まがいの疑いもあるらしいので、東京五輪に追随する材料はたくさんそろっているようです。
大阪IR、華やかさも東京五輪に負けないようです。
それにしても、世界の奈良美智や村上隆を相手にするとは、大阪も大したものというか無知というか、維新の面目躍如といったところで、新しい市長に新しくて美しい仕事が増えました。
市長の土下座で奈良と村上が和解してくれるなら、安いもんでしょうから、それでお願いしたいものです。税金はびた一文使ってもらいたくありません。
ということで、大阪のカジノ計画が認定されたばかりですが、舞洲が沈むと大阪が沈みますので、無断流用問題はまずは幸先の悪い船出となりました。