大阪府所有の美術品が「粗大ゴミ扱い」で、地下駐車場に放置されているそうです。
《現代美術作品105点が、府咲洲（さきしま）庁舎の地下駐車場で保管されていることがわかった。いずれも彫刻で評価額は計2億円を超える。保管場所には誰でも出入りができ、梱包（こんぽう）されずビニールシートで覆っただけのものもある。劣化と盗難のおそれがあり、関係者からは「粗大ゴミと同様の扱いだ」と憤りの声が上がる。》と毎日新聞が伝えました。
私はかねてから、大阪府や大阪市が所蔵する美術品がゴミのような維新府政によって売り飛ばされないか心配で仕方がなかったのですが、さいわいにも大阪中之島美術館（冒頭の画像）がようやく完成して、その中に所蔵・展示されることになりました。
ところが今回見つかった美術品は105点の彫刻作品だそうで、橋下徹の描いていた大阪府庁の咲洲への移転が潰されたのが原因なのか、橋下の夢ともども咲洲庁舎の地下に放置されたままになっているようです。
ゴミのような府政によってゴミ扱いされた美術品って、あまりにも不憫で言葉もありません。
奈良美智や村上隆の作品を大阪万博のPR動画に無断で使って大問題になったばかりなのに、自前のお宝美術品は地下駐車場で埃をかぶっているんですね。
文楽やオーケストラの補助金を切ってきた維新に、文化的教養を求めるのは無理がありますが、それにしてもあまりにもお粗末な維新のおつむで、大阪万博2025のテーマが「いのち輝く未来社会のデザイン」とは、笑止千万であります。
大阪中之島美術館は、大阪市が建てたものですが、そこは一心同体の大阪府と大阪市で協議して、咲洲後かに放置してある美術品を中之島美術館に所蔵するべきでしょう。
維新ならできる、今がチャンスでしょうね。
ということで、全国の皆さま、大阪維新の会が全国にはびこるまで今しばらくお待ちくださいませ。暑さも吹っ飛ぶ、スリリングな行政が楽しめます。
【以下、「粗大ゴミ扱い美術品」に怒りの関連ツイート】
◆浅葱@mizu_you_kan
維新政治の到達点がこれ。 維新にとって「金にならないもの」「文化、教育」は、全て敵だから。 維新に政治をさせると、公園の木が切られ、学校が廃校にされ、飛鳥時代の由緒ある遺跡も潰されてカフェにされる。
◆毎日新聞大阪学芸部@maiogakugei
目を疑うような光景です。大阪府が美術品105点を庁舎の地下駐車場で保管していることがわかりました。評価額は2億円を超えます。関係者は「粗大ゴミ扱い」だと憤ります。なぜこんなことになったのでしょうか。
◆ねずみ王様@yeuxqui
大阪に売ってはいかんし、しかし大阪も、もう美術品とか買ってもいかんよ。学校を作りたいので土地を寄贈して欲しいとお願いして、その土地を売ったり、ホールを作りたいけど予算がないからと寄付で集めて、そのホールを排棄したりもしている。無茶苦茶だ。
◆アームズ魂@fukuchin6666
維新政治の象徴みたいな事件ですね。
◆Ikuo Gonoï@gonoi
これぞ維新政治を象徴する事件ですね。とにかく文化芸術を大事にしない。なんなら憎んでいるくらいの勢いで。大事にするのはカジノだけ。維新政治だけは東京に来ないでほしいものです。
◆桃太郎＋@momotro018
大阪府の美術品105点（評価額2.2億円）が地下駐車場で保管されていた。誰でも出入りができ、梱包されず一部はシートがめくれむき出し「粗大ゴミと同様の扱い」
さすがゴミ維新「府民の身を切る改革」で公務員を切りまくってパソナにすげ替えた結果だよ、クズ行政すぎる‥。
◆人民パットと楽しみ@patandfun
うわ～！維新らしい文化を蔑む態度…
◆ゆりかりん@yurikalin
維新に美術品の価値なんか分かるはずないもんね。
府の所蔵ということは「府民の財産なんだから、棄損しないように厳重に保管しないといけない」という義務すら理解できていないんだろうね。
所詮、低能なチンピラ集団だから。
◆山内 憲之@kyrino
美術品も、客を集められなくて管理費用がかかるなら、たちまち粗大ゴミ扱い。これが今の大阪の知性です。
◆建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中@mori_arch_econo
市長や知事に教養がない証拠
◆おしどりマコ@脱被ばく。知りたがりの怒りんぼで半径５ｍを変えていく。@makomelo
粗大ゴミ扱いになってるのは「大阪府20世紀美術コレクション」の一部。その彫刻作品105点の評価額は計約2億2000万円！
「大阪トリエンナーレ」の受賞作も含まれているとのこと！
文化も府民も踏みにじってるよ！
