遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

無知無恥無能が木を伐る(東京・大阪)、赤を狩る(連合)、本を焚く(広島教育長)

広島県平川理恵教育長がお友だちの赤木かん子という児童文学評論家の指導の下、県下の15の公立校の学校図書11万冊を廃棄したそうです。

廃棄の代替として赤木が作成したリストから購入した書籍が1万3千冊だそうで、そのリストには赤木自身の著作が多く含まれていたようです。

どのような本が棄てられたのか興味深いのですが、「現実世界で、次から次にいろいろな新しい事実がわかり、それはもうわくわくする魅力的な世界になりました。そのため現在は、自然科学が5、社会科学が3、文学が2ぐらいの割合でいいと思います。」と赤木は図書の配分割合についてインタビューに答えていて、「先に割合ありき」というのがなんともぶっきらぼうで軽くてダサい考えです。しかも、自身の著書をぬけぬけと購入リストに加える恥知らずですから、アドバイスを受ける方も受ける方です。

赤木は、アドバイスの謝金として1000万円余りを受け取っているようですが、平川教育長というのがどうも胡散臭いような気がします。

かつて、平川教育長は、彼女の地元である京都のNPOパンゲアと親密な関係にあるとして問題視されていました。官製談合防止法違反の疑いもあるとして、文春砲の標的になっていました。

「平川が教育長に就任する以前は一切発注を受けていなかったパンゲアが、1年余りで少なくとも5件、計2300万円以上を受注していた」と文春は報じていて、森由美子というパンゲアの理事長とも昵懇の仲だそうです。

この平川教育長は、「はだしのゲン」を広島の平和教材からはずしたことと無関係ではないと思うのですがどうなんでしょう。彼女は、民間から登用された横浜市の元校長なのだそうで、広島県知事が一本釣りして広島に連れてきたそうですが、健全な学校教育や平和教育に資する人間ではないように思います。

そもそも、NPOパンゲア関連の官製談合疑惑に絡んでいながら、いまだに現職を続けていること自体が問題だと思います。彼女のタクシー代は年間100万円以上だと地元紙が伝えているようですし、京都に帰っていただいてパンゲアを大きくしていただいたらいいのではないでしょうか。ちなみにかつて存在したパンゲア大陸は、太古の昔に消滅しているそうです。

それにしても、木を伐る知事小池百合子といい、赤狩りの連合の芳野友子といい、今回登場した焚書の平川理恵、赤木かん子、森由美子などなど、日頃おいしいもの食ってそうやなぁという貧乏人のひがみ記事でありました。

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