立憲民主党が党内の「閣議決定」で、泉代表以外の幹部を一新させました。
もちろん閣議決定というのは比喩＆揶揄ですが、私は代表を変えないとあるいは代表が考えを変えないと、立憲民主党は消滅してしまうと思います。しばらく国政選挙がないとはいえ、この党の存在感がどこにあるのでしょうか。
例えば前代表のエダノンこと枝野幸男の知名度や存在感は、彼のキャリアや独自の発信力の強さや巧みさのせいもあって、彼のことを知らない人がいないくらいの大きく力強いものだったわけです。
また、蓮舫や辻元清美らとともに立ち上げて、多くの同士とともに大きくなったのが立憲民主党だったにもかかわらず、いまや幹部に、枝野も福山蓮舫も辻元も小川淳也も事実上いなくなりました。彼らはきちんとはっきりとわかりやすく物申すことができましたし、ある意味スター性がありました。
それに比べて、日本国の野党第一党の代表の顔と名前がどれだけ知られているでしょうか。
与党とそれに賛同する似非野党だらけの国会運営を意識するだけでは、次の選挙で票を取れません。票を取るということの要素はいろいろあると思いますが、「与党に反対ばかりしている」だけでも十分に票を取る要素はあるにもかかわらず、大きな声で批判することをまずやらなくなりました。
選挙協力もやらないし、「提案できる野党」になりたいようですが、発信能力がゼロだから何も聞こえてこないし、そもそもこのネット社会において表現手段が少なくて陳腐すぎるように思います。
選挙戦以外の時期に、存在感のない政党に有権者は投票してくれないような気がします。
挙句の果てに、いまや自民党の手先となってしまった「連合」がいないと選挙が勝てないと思い込んでいるのだから、何をか言わんやです。どこを向いているのだ？苦しむ国民を見てるか？ということです。
連合の芳野会長は、統一教会の文鮮明に近い松下正寿の創設した市民講座「富士政治大学」で反共思想を学んだとされていて、彼女が立憲民主党と共産党の野党共闘に一貫して反対してきたことが納得できます（Youtube の「３ジジ放談」佐高信の発言）。
芳野連合会長は、いま旬の「統一教会」に近い存在で、その芳野に近寄っていくことも立憲民主党の首を絞めることになりそうだと申し上げてよろしいかと存じます。
泉代表が、新しい幹部の中で立憲民主党をどのように再建していくのか、もうしばらくはじっくり見てみたいとは思います（我慢強い、私）。
いま岸田内閣は、新内閣が発足したばかりなのにその支持率はダダ下がリの傾向を示してきましたから、何も発信できていない立憲民主党にとっては絶好のチャンスが到来しています。
ですから、私たちサポーターやファンの声をよく聴いて「怒れる政党」に戻っていただきたいと存じます。遅くとも3か月以内にその姿勢を何らかの形で広く発信すべきだと考えます。ので、何卒よろしくお願いいたします。
コロナ禍の中、多くの国民が立憲民主党の奮起を願って待っていることを理解していただいて、早めに日本を立て直してもらいたいので、何卒よろしくお願いいたします。
