遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

祝 沖縄県知事選で玉城デニー氏再選! カルト協会とともに沈みゆく自民党


昨夜20時ジャスト、いわゆる「ゼロ打ち(開票率0%での当確)」で沖縄県知事選で玉城デニー候補の当選確実のニュースが流れました。

オール沖縄=立民、共産、れいわ、社民、社大、新しい風・にぬふぁぶし」は、参院選での勝利に続き知事選も制しました。

また、同時に実施された県議補選で、前那覇市議の上原快佐氏が初当選を果たし、オール沖縄勢力は議会の過半数議席死守(1議席上回る)にも成功しました。

 

《第14回沖縄県知事選は11日投開票され、「オール沖縄」勢力が推す玉城デニー氏(62)=立民、共産、れいわ、社民、社大、新しい風・にぬふぁぶし推薦=が12日午前1時時点(開票率99・85%)で33万9630票を獲得し、政権与党が支援した前宜野湾市長の佐喜真淳氏(58)=自民、公明推薦=に6万4851票差を付け再選を果たした。佐喜真氏は27万4779票、前衆院議員の下地幹郎氏(61)は5万3673票だった。玉城氏は1期4年の実績をアピールし、経済政策を重視。辺野古新基地建設反対を訴え、有権者の信任を得た。》
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1022997

統一教会問題で佐喜真淳(自民・公明推薦)には、逆風だったのでしょうが、辺野古基地問題や沖縄経済の衰退や子どもの貧困などの問題に向き合う現職の玉城デニー知事の姿勢に有権者が信頼を寄せた結果となりました。政府による沖縄への無策への県民の怒りと言い換えてもいいかもしれません。

この政府の無策というのは、今や沖縄だけの問題ではなくなりつつあり、日本全体の問題に変わりつつあることに私たちも早く気付く時が来ています(10年遅い!)。その取っ掛かりが自民党統一教会の関わり方の問題となっています。

まだ何も仕事をしていない新しい岸田内閣は、それにもかかわらず内閣支持率が最低となりました。(朝日新聞による10日11日の調査結果)

 


岸田内閣の仕事、強いてあげれば「国葬」を閣議で決めたことが挙げられるので、その影響も大きいのでしょうが、自民党統一教会問題の腐臭を取り除かない限り支持率が浮上することは考えられません。

それならそれで自民党統一教会(維新の会も)は再浮上することができないところまで深く深く沈んでいってくれることを願うばかりです。(公明党は、熊野正士参院議員のセクハラ行為で単独で深く沈んでいってほしいものです。)

ということで、参議院選挙で大敗したものの野党共闘は明るい兆しが見えてきた沖縄県知事選挙の素晴らしい結果でした。

野党共闘の前途は多難ですが「たゆたえども沈まず=どんなに強い風が吹いても、揺れるだけで沈みはしない(パリ市の紋章にある標語)」の精神で前を向いていってもらいたいものです。「誰一人取り残さない」とする玉木知事の主張を、野党共闘は全国展開する時でしょう。国葬に出席している場合ではありません。