MLBエンゼルスの大谷翔平は、現地では土曜日、カナダはトロントでブルージェイズ相手に7回を無失点に抑え今季11勝目を挙げたのですが、昨日は日曜日デーゲームに先発で出場し、10合ぶりとなる28号ホームランを打ち、チームの勝利に貢献しました。
敵地での週末の試合は、ブルージェイズがワイルドカード（地区優勝以外のポストシーズン出場の権利）争いの上位につけていることもあり、チケット完売の盛況ぶりでしたが、今シーズンもポストシーズン出場がかなわないエンゼルスに3連敗を喫してしまいました。
エンゼルスは、土曜日の大谷が投げたゲームだけの勝ち星で良かったのですが、トロントのファンには気の毒なことをしてしまいました。ブルージェイズは、まだワイルドカード争いの上位にいますので、今後がんばってほしいと思います。
それにしても、土曜のナイトゲームに先発して今季もっとも多い球数（109球）を投げた大谷でしたが、デーゲームの日曜日はバッターとして2ランホームランを含む3安打を打つというタフな活躍ぶりでした。アウトにはなりましたが、セーフティーバントを試みて一塁に全力で走る場面もあり、才能があるというだけでは語りつくせないほどの熱い活躍です。
大谷は今季、投手としてのシーズン規定投球回数（162回）とバッターとしてのシーズン規定打席数（502打席）の到達を目指しています。
打席数はすでに規定打席に達していて、次の目標はあと34インニングで到達する投手としてのシーズン規定投球回数です。残りの登板予定は6試合くらいで、なんとか規定投球回数をクリアしてほしいと願っています。
過去に、一人でシーズン規定投球回数とシーズン規定打席数の到達を両方を達成した選手はいません。そういう人間が出てくることも想像されていません。大谷はその途方もない大記録にいま挑戦中で、まもなく到達しようとしています。
過日達成した、104年ぶりの「勝利数とホームラン数のダブル2ケタ」次は、史上初の「規定投球回＆規定打席」のダブル到達に挑むというわけです。
私「2年連続のMVPも手の届くところにあり、12勝+35本塁打で当確だ」と以前書きましたが、いまとなっては史上初の「規定投球回＆規定打席」のダブル到達を優先してもらいたいと思います。
ということで、鉄人大谷が28号ホームランを放ったということで、「鉄人28号」もびっくりという記事をしたためました。
