遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

戦前と戦後の77年

きょうは戦後77年目の終戦の日です。
東京の日本武道館では全国戦没者追悼式が開かれました。(上の画像)

戦前を、明治維新から数えると1945年でちょうど77年で、戦後と戦前の長さが同じになりました。

大日本帝国憲法の時代の戦前77年間、日本は戦争に明け暮れました。暴れまくらないと欧米列強に乗っ取られるとして、朝鮮半島や中国大陸やロシアの極東地域にまで戦線を拡大し、昭和に入って再び中国大陸を侵略しました。

一方、第二次大戦で敗北して日本国憲法下の戦後77年は、戦禍と関係ない平和で自由な国家であり続けました。ただし、ここ10年ほどは政権政党カルト教団に乗っ取られ、日本列島も丸ごと乗っ取られそうになっています。

私は戦後の生まれで直接戦争を知りませんし、平和教育をきちんと受けてきたわけでもありませんが、戦後の昭和は戦争から最も遠い時代にあって、二度と戦時下に逆戻りしないぞという戦争をよく知る人々の共通認識がありましたので、貧しくとも良い時代だったような気がします。

戦後77年を経て、日本はこんな時代になってしまってどうなることかいろいろ心配になってしまいます。次の国政選挙までの3年で、憲法改正がなされるかどうかという、その心配事のひとつの答えが出るかもしれません。そうなる前に、さしあたり、まずはカルト教団を解散に追い込みたいですね。

黙祷