遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

カルト教団に自民党が利用されているのだとしたら、日本の政治が利用されていたことになる

ネットでは統一教会の暗部というか暗黒の歴史について、ここぞとばかりに黙っていない方々、藤倉善郎、鈴木エイト、菅野完、有田芳生などが勇ましい。

一方、地上波は、統一教会のエピソードは封印かというとそうでもなくて、羽鳥モーニングショーではお馴染みの紀藤弁護士(見るのは久しぶり)が統一教会の被害者目線で教会をばっさばっさと袈裟切りにしていき、返す刀でゲストの田崎史郎のとぼけた嘘八百を切り刻んでいた。

テレビ朝日による田崎イジメか?と勘違いしそうなほど、なぜ彼はあの席に座って自民党統一教会を擁護するとんちんかんを繰り返しているのだ?と思わずにはいられなかった。

安倍事件の山上容疑者の叔父の証言によると、山上の母親は1億数千万円を統一教会につぎ込んでいたようで、そのこともあって父親は自死し、母親は韓国に長く滞在していたこともあって、残された子どもたちはネグレクト状態だったという。容疑者は積年の恨みを、統一教会と繋がりのある安倍元首相にぶつけたようだ。
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/07131132/?all=1

戦後最大最悪の政治事件を取り巻くカルト教団について、手をこまねいているわけにはいくまい。

統一教会が、自民党の国会議員の秘書を派遣している事実を、紀藤弁護士はテレビで認めていて、田中会長が知らないわけがないと語っていたが、そのことについて自民党はどう説明するのだろう。

安倍元首相をはじめ自分たちは教団に利用されていた・今も利用されている、という認識をもって自民党は事に当たると話が判りやすいのではなかろうか。カルト教団自民党が長い間利用されているのだとしたら、長い間日本の政治が利用されていたことになるのだから、このまま放置することは許されない。

かつて、オウム真理教の狼藉を私たちはストップさせた歴史もあるのだから、同じことを今するべきだろう。

信教の自由は権利として認められているが、宗教が政治利用されることも憲法に禁じられているのだから。