遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

歯医者で0.5秒の拷問w/EPT(電気歯髄検査)

上の画像は、映画「マラソンマン」(1976)のあるシーンです。

歯の治療をしているように見えますが、実はダスティン・ホフマンが歯科医であるローレンス・オリヴィエに歯の治療道具で拷問を受けているところです。

これは、怖そうで痛そうな映画で、マラソンマンであるホフマンはオリヴィエから走って逃げまくるのでした。

オリヴィエは元ナチで、戦争中にユダヤ人と取引をして私財を貯め込んだ人間のクズで、戦後は南米で歯科医として身を隠しているという設定です。(日本の戦犯にも、中国大陸で莫大な私財を貯め込んだ連中がいたとかいないとか。)

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私は、定期検診で歯石を取ってもらう時のウィーンという音だけでも脂汗が出てきてしまう弱虫ですから、歯を傷めつけられて拷問などされたらどんなことであろうとすぐに白状してしまうと思います。

昨日は、3か月に一度の歯の定期検診を受けました。その際に、春に治療した虫歯の治療後その歯の周辺の具合がよくない理由が判明しました。

治療をした歯の神経はそのままにしていたのですが、その神経が死んでいて歯茎のコンディションが悪くなっていたようでした。

 

その神経が生きているのか死んでいるのかを調べるのに、歯科医は上のようなツールを使用されていました。あとで調べたら、EPT(電気歯髄検査)という検査だそうで、かけた麻酔が効いているのかを調べるのにも使うそうです。

本体の突端を私の当該の歯茎にあてがい、それに繋がっているコードの先端の針金状の金属を指先で握って測定します。

「神経が死んでいたら、痛くありません。もし痛かったら指を話してください」という先生の言葉で診断が始まりましたが、まったくビリビリすることなく、当該の歯の神経は死んでいるという結論に達しました。

「ちなみに隣の歯茎でやってみましょうか」と言われ診断したら、ビリっと来てあわてて指を放しました。その間、0.5秒くらいだったかなw、この検査、ちょっとした拷問に使えそうです。流す電流の負荷も変えられそうですし。

ということで、死んでしまった神経をきれいに取り出すためにしばらく歯科医通いになりそうです。

神経が死んでいるので、麻酔も要らないし痛くない治療になりますと言われたのですが、それでもウィーンとドリルを使っていろいろ治療があると思いますので、あの音を聞くだけでも暑い夏に脂汗たらたらの歯科医通いになると今から気が重いのであります。