遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

強烈体験「良性発作性頭位めまい症」

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2018年もあと1日だというのに、今年一番の、いや人生でも指折りのひどい経験をしました。

就寝中に夢を見ていて、その夢への反応で急激に頭を起こしたのですが、それがまずかったようで、天井と床がぐるぐる回りはじめました。

視覚に入っているのは目線より上の部屋の上部や天井で、床は目に入っていないのですが、感覚的には「天井と床」がでんぐり返るようにぐるぐる回っているのです。

立ち上がれませんでしたが、ベッドの上でどのような体勢をとってもめまいが収まることはありませんでした。時間にして30秒~1分くらいだったと思うのですが、その短い時間に「これがメニエール氏病だ」と思ったり、「もう二度と車の運転はできない」などと思っていました。

なんとかめまいは短時間で治まりましたが、次には吐き気と冷汗が襲ってきて、抱きかかえていたゴミ箱に3度リバースしてしまいました(胃は空っぽで実害なし)。

その後楽になって時計を見たので、その時が早朝(5時30分くらい)だと判明しました。就寝したのはいつもの1時くらいでした。

さっそく、横になりながら枕もとのiPadで「急なめまい」でググりました。メニエール氏病だと思っていたのですが、一応調べてみました。

しかしどうやらメニエールではないようでした。耳鳴りが全くしないのでそういう診断をしました。

↓の症状と原因がぴったりだったので、私の症状はこれだったと思われます。

 三半規管のなかに、普段は静かにじっとしている耳石という小さな石があります。その石が動き出し、重力によって三半規管内を移動することで、水が動きだ します。その水の動きを神経が感知して脳に信号を送ってしまうため、頭は動いていないのに動いているように感じてしまい、めまいが起こるのです。
 耳石が重力によって三半規管内を移動してしまうのは、三半規管の方向と頭の角度が、重力に対して同じ方向にそろってしまったときです。頭の位置が問題になります。
 そのため、この型のめまいの多くは、朝の起床時に起こります。あわてて起きようとするとまた目がまわるというように、縦方向に頭が動くことによってめまいの「発作」が引き起こされます。
 ほとんどの場合、三半規管のなかでも後半規管内を耳石が動くことで症状が現れます。病名に「良性」とついているのは、これと似た症状を起こす腫瘍などの「悪性」の病気と区別するためです。
 良性発作性頭位めまい症の診断は、診察で簡単にわかります。診断がつくと、診察後に独特な体操(エプリー法など)をおこなうのが一般的な治療法です。こ の体操をおこなうと、劇的に症状が改善する患者さんもいらっしゃいます。


今年は、強烈な地震や夏の暑さや、激烈な台風にさいなまれましたが、それらを凌駕する苛烈な体験になりました。ベッド上で起こらなければ、死に至るような体験でした。(ベッド上だから起こった体験なのですけれど…。)

年末の日曜日でしたので医師には診てもらっていませんが、よくバランスを乱したり(実際にコケたことも有り)するので年明けにでも診てもらおうと思っています。

12月に、軽い虫歯治療で3回ほど歯科に通って治療を終えたのですが、そのストレスなどが原因かもしれません。運動をさぼり気味なのが原因かもしれませんし、急に寒くなったストレスが原因かもしれません。

一日中、胃が不快だったのですが、なんとか正常な感覚に戻り、午後には菩提寺にまで車を走らせ、住職に一足早い新年ご祝儀を届けてきました。

それでは、みなさま(いつもナイスをありがとうございます)
よいお年をお迎えください。