遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

自衛隊幹部の「防衛費より社会保障費でしょ!」発言にアッパレ!

参院選で防衛費増額が争点になっていることについて「(防衛費の増額を)もろ手を挙げて無条件に喜べるかというと、全くそういう気持ちにはなれない」「(国民の)社会保障費にお金が必要であるという傾向に全く歯止めがかかっていない」「日本経済の状態は良くなっているだろうか?」海上自衛隊幹部が記者会見で語りました。

また、海自の艦艇・潜水艦・航空機・ヘリコプターなどを次々購入してもらっても、有事の時に使える状態にしておくための整備やメンテナンスにかかる人手・手間・コストも大変だということも訴えました。

https://mainichi.jp/articles/20220705/k00/00m/040/114000c
《海自伊藤総監 今、5兆円超の予算をいただいている防衛省として、それが倍になるということを、個人的な感想ですけれども、もろ手を挙げて無条件に喜べるかというと、私個人としては全くそういう気持ちにはなれません。というのは、社会保障費にお金が必要であるという傾向に全く歯止めがかかっていないわけです。どこの省庁も予算を欲しがっている中にあって、我々が新たに特別扱いを受けられるほどに日本の経済状態ってどうなんだろう、良くなっているのだろうかということを一国民としての感想ですが、思います。》

この幹部の「一国民としての感想」ということばが重いもので、いま武器に金を使っている状況ですか?国民は苦しんでいらっしゃるのではないですか?という問いかけなのでしょう。自分たち自衛隊の使命は国民の生命と財産を守るためにあるのに、その前提としての国民の生活が成り立っているんでしょうか?とおっしゃる立派な幹部だと思います。

安倍晋三をはじめとする戦争を知らないぼくちゃん政治家たちが、トランプ元米大統領に押し付けられたアメリカ製のポンコツになった武器をどんどん買わされる羽目になったことを、現役の自衛隊員はポンコツ政治家がオペレーションに問題があるポンコツな武器ばかり買わされやがって!」と激怒していることと思われます。

国民を守るどころか、敵を攻撃するどころか、オペレーションする自衛隊員にまず身の危険が及ぶような武器を買いやがって!と激怒しているのではないでしょうか。

いま、ウクライナに供給されている誰でも扱える最新鋭の武器のようなものではなく、重くて大きくて高くて粗悪で他国に売れないものを日本はつかまされています。イジースアショアやオスプレイなどがその代表です。

参議院選挙が終わると、憲法改正の動きが早まると思いますが、そうなると早晩「徴兵制」が復活することになりますから、まずは韓国のように若者に兵役義務が課されることになります。自分たちが扱う武器が米製の粗悪なものだと、まず自分が命を落とすことになりますので、憲法九条を改正すると言っている政党に投票するのはやめて、立憲民主・共産・れいわ・社民のどれかに投票することをおすすめします。