遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

月曜日の朝刊一面「衆院補選、自民が全敗」の見出しが躍る

昨日の投開票が行われた衆院補選は、島根1区の亀井亜紀子、東京15区の酒井菜摘、長崎3区の山田勝彦が圧勝しました。

この結果を受けて、久しぶりにさわやかな月曜日を迎え、穏やかな気持ちでおいしい朝ご飯を食べました。

 

各紙朝刊の一面は、「衆院補選、自民が全敗」という同じ見出しで選挙結果が報じられました。

自民のみならず、惨敗した維新も都民ファーストも、組織崩壊が始まりました。

 

自民党は、次の総選挙を岸田総裁の下で戦うのでしょうか。誰が総裁になっても選挙は同じ結果になりそうですが、とはいえ秋の総裁選まで岸田政権で乗り切れないでしょう。

夏には、円高の影響を受けた物価高騰が予想されますし、まだまだ円安は続いていますから、上がらぬ賃金と円安による物価高と人材不足による人材コストの急騰で、国民の怒りはマックスに達すると思います。

岸田ポンコツ内閣ではとても夏を乗り切れないと思いますが、いかがでしょう。

 

7月に予定されている東京都知事に、小池百合子は出馬するのでしょうか。彼女の学歴欄には「カイロ大学卒業」と書かれているでしょうか。

先週の目黒区長選も、昨日の東京15区も、小池の息がかかった候補は惨敗しましたが、そもそも小池の周りに集まる輩はポンコツ揃いなのではないでしょうか。

小池百合子学歴詐称だけが大きく取りざたされていますが、そもそも彼女の政治家としての能力は何もないことがわかり始めたのではないでしょうか。

「口はうまいが、中身は空っぽ」な人が都知事や政治家になってもらっては困りますし、そんな人物をサポートする、たとえば国民民主の玉木雄一郎や樋口千代田区長のような人たちも、ろくでもないことが少しずつ露呈してきてうれしくなります。

 

維新(大阪維新日本維新の会は、東京15区と長崎3区の補選で撃沈されましたが、先週は藤田幹事長のお膝元の大阪府大東市の市長選でも惨敗しましたから、もはや大阪でもその神通力は消え党派の崩壊が始まっているようです。

大阪万博が1年後に開催されますが、いまから失敗は確定的ですし、万博の責任を取る前に維新は解散・消滅しているかもしれません。

自民党と合流する前に、万博やIRカジノや都構想などその他もろもろの不祥事を清算させる必要があります。橋下や松井のような逃げ得は許されませんので、党が分裂・解散・消滅する前に、吉村、馬場、藤田、横山をはじめすべての維新の議員にはきっちり総括してもらいたいと思います(能力的にできないと思いますけど...)。

 

連合の吉野会長は、東京15区の酒井候補について、立憲民主党共産党の共闘候補を容認できないと発言しましたが、酒井候補の圧勝は連合抜きの勝利だったとすると、連合が選挙や政治活動で果たしてきた役割は終了したようです。

メーデーの来賓であいさつした岸田幸雄は、「帰れ!」とヤジられたそうですが、岸田を呼んだ連合への批判も込めたヤジだったと思料します。

今後、連合は自民党に入れなかった議員たちの集合体である国民民主党と歩いていくのか、あるいは「反共」精神だけを旗印にしたポンコツ労働組合ナショナルセンターなり下がっていくのでしょうか。それでは、まるで勝共連合ではないですか。

日教組自治労などは、日本が沈没しないためにまだまだ推進力を必要とする労働組合だと思いますので、連合も解散して、かつての総評と同盟のように再編成するのがいいように思います。

 

ということで、自民政治の終わりが始まりました。政権交代も可能かもしれませんが、立憲民主党だけの力ではとてもとても政権交代は無理ですから、野党共闘で新しい政治を担う政権をただちに構築してもらいたいと願っています。

その試金石となるのが7月の都知事選で、新しい政治がどのようになるのか楽しみにしたいと思います。