遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

阪神タイガースと藤井聡太と大谷翔平の苦手意識

阪神タイガース、あわや完全試合

昨日は、わが阪神タイガースが9表を終わった時点で、中日の大野雄大(33)に一旦完全試合を完成されていましたが、中日も点を獲れずに試合は延長戦に入ってしまいました。阪神は、10回表の2アウトから3番の佐藤輝明(23)が2塁打を放ち完全試合の成立を阻止しました。

試合は中日が10回裏にサヨナラ勝ちを決めましたが、きっと中日の選手たちも完全試合を意識してバットをちゃんと振れていなかったのでしょう。完全試合の呪縛から解き放たれた途端に点が取れるのですから、感情に支配された生身の人間が繰り広げるゲームはそこが面白いところです。

それにしても、阪神は伝統的に左投げの剛腕ではない変則ピッチャーを苦手としていて、古くはヤクルトの安田や梶間、今ではヤクルトの石川(42)や大野に苦手意識があるようです。何でもないような棒玉なのに、これがなかなか打てないのですが、ずっと伸び悩んでいる阪神藤浪晋太郎(28)は、そこに何かヒントがないかをよーく考えてほしいと思います。

藤井聡太、同じ相手に4連敗

苦手と言えば、昨日はわが藤井聡太五冠が王座戦の挑戦者トーナメントに登場したのですが、3連敗中と苦手にしている大橋貴洸(29)六段に負けてしまい対戦成績を2勝4敗としました。同じ棋士に足掛け6年の間に4連敗してしまいました。

藤井聡太は、戦績キャリアで3連敗を一度もしたことがない!のですが、大橋には4連敗を喫してしまいました。

かつて藤井は、豊島将之(32)九段に4年にわたって6連敗を喫した時がありましたが、いまでは彼に勝ち越していてタイトルも彼から2つ奪取しましたから、同時にプロデビューした大橋六段をいつか克服すると思っています。

苦手ついでに言えば、藤井は王座戦棋王のふたつの棋戦は、あまり芳しい成績が残せていない印象があります。

いま王座のタイトルを持っているのは永瀬拓矢(29)、棋王渡辺明(38)ですが、とりあえずは永瀬王座は、挑戦者争いから藤井聡太が脱落したことで少し残念がっていると同時に、少し喜んでいると思います(どっちやねん)。

大谷翔平東海岸でも大活躍

で、また野球の話に戻りますが、大谷翔平(27)は、昨日ボストン・レッドソックス戦で適地フェンウェイ・パークで投手・3番DHで先発しました。

フェンウェイ・パークではベーブ・ルース以来103年ぶりの主軸での投打同時出場となり、大谷は7回を投げて11奪三振無得点に抑えて勝ち投手となり今季3勝目をあげました。自身2安打1打点で、投打ともに大活躍してベーブ・レース以来の快挙に花を添えました。

大谷は、東海岸でを苦手としている印象があり、昨年はニューヨークのヤンキース戦でぼかすか打たれたと記憶しています。

しかし昨日のボストンでは、何度も雄たけびを上げ(まるで正体不明の野獣のようなおぞましい雄たけびでしたw)、とても気合が入ったエモーショナルな大谷を目にすることができました。

これで、去年は9勝に終わった大谷でしたが、今年はベーブ・ルース以来の2けた勝利&2けたホームランを達成できる確率がぐんと上がりました。ちなみにルースは、1918年に13勝して11本塁打を放ちました。

大谷がケガなく10月まで活躍して、あわよくばエンゼルスポストシーズンに活躍してくれることを祈るばかりであります。