遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

きょうは「アースデイ」、あすからは「毎日がアースデイ」

毎年4月22日は、地球のことを考えて行動する日「アースデイ」です。

日本各地でも東京をはじめ各地で気候変動や限りある地球の資源や美しい環境について考えるイベントが開かれるようです。

地球温暖化による食糧危機が取りざたされて久しい昨今ですが、とりわけ資源が乏しくて肥沃な大地が少ない島国に暮らす私たちの国日本は、食糧難の未来を抱えています。

周囲を海に囲まれた水産物大国であったのは過去のはなしで、日本の漁獲量は1990年あたりをピークに年々減り続けています。

 

 

また、日本の農業人口は1960年代をピークに下がり続けていまして、農産物は輸入に頼らざるを得ない状況が続いています。


日本の食糧危機は、政府が第三次産業政策をおろそかにした(破壊した)ことや、中国の富裕層の増加による食料品の需給のバランスが崩れたことや、地球温暖化による気候変動などの要因があるように思います。

そして、地球上の食料が底をつく前に、水や空気が汚染され(あるいは枯渇し)オゾンホールで大気のバランスが失われ、遠い未来に大きな隕石がぶつかる前に地球上の生命体は死滅することになると思います。なかでも、人類の死滅する順位は、相当早いところに位置していると思われます。

Amazonの創業者のジェフ・ベゾス宇宙旅行をして楽しんでいるようですが、その巨万の富でアマゾンのジャングルを再生させるために木を植えてほしいと思います。

また、テスラー創業者のイーロン・マスクが宇宙開発に投資したりしているようですが、せっかく素晴らしい電気自動車を生産して地球温暖化に貢献しても、多くのロケットを打ち上げてオゾンホールを大きくしていては本末転倒で、彼の巨万の富は再生可能発電に振り向けてほしいと思います。化石燃料を使わずに発電した電気でテスラーを走らせるという発想に転換してもらいたいと思います。

さらに、プーチン(ロシア)のウクライナ侵略で、短期間で食糧バランスやエネルギー単価のリスクや為替(特に円安!)や金利変動リスクなどが顕在化してしまいました。これらのリスクも、食料やエネルギー危機の要因を含んでいて、わずか2か月ほどの短期間の戦争でも地球全体の脆弱性がはっきりしてしまいました。

ということで、きょうは「アースデイ」の催しやイベントでいろいろ楽しんで、あすからは私たちひとり一人が「毎日がアースデイ」という気持ちで、山積している未来の地球のことを、つまり地球環境や平和について考えていく時が来ているように思います。

まずは日本の「食糧危機」や「農業問題」「漁業問題」、再生可能エネルギーによる発電について考えていくべき時だと思います。原発再稼働や憲法改正について考えている場合ではありません。