遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「こんな日本」にしたのは「相棒 正月SP」に描かれたような政治家だ!

f:id:toship-asobi:20220106174517j:plain

この年末年始、遠くに暮らす娘一家がわが家に2020年3月以来の里帰りをしました。

近くに住む娘(次女)と合同で正月の時間を過ごしましたが、5歳を筆頭に1歳までの4人の孫たちで賑やかなことになりました。

何日か一緒にいれば、ようすがわかってきて(慣れてきて)、孫たちのおたけびもほほえましくなってきました。まあ身内ですから。

それにしても、孫たちはあと80年は生きていくことになるわけですが、不透明な先行きを考えると心配で心配で胸がいっぱいになってきます。とりわけ、為政者の質が有史以来の低レベルになっていますから、心配なのです。

5歳の初孫は、来年小学生になりますが、下のツイートの前川喜平さんが見た母子のようなことを知ると他人事ではなくなってきます。

前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民)@brahmslover
二人の幼い娘を連れ、寒空のもと困窮支援の弁当をもらいに来たシングルマザー。上の子は今年小学校に上がるのにランドセルも体操着も買えないと話す。見ていて涙が出てきた。こんな日本に誰がした。

前川さんの言う「こんな日本」にしたのは、政権与党の自民・公明と、東京と大阪の無能でとんまな知事などです。彼らのせいで、ほんの数十人の無能集団のせいで、1億人の国民の貧困や危機を顕在化させています。

御用組合の幹部集団である連合も、企業経営者とテーブルの下で握手していて、国民生活の敵だと言っても言い過ぎではない現状です。

ドラマ「相棒」の2020年正月スペシャルには、日本のゴミ政治家の典型的な人物が登場していましたが、あれを見た視聴者はああいうゴミ政治家はドラマの世界にだけに棲んでいるだと思っているんでしょうか。(もっとひどい議員ばかりです!)

政治家「この国の経済を動かすには、低賃金で働く労働者が不可欠なんだ」
右京「国の経済?、僕にはあなたとあなたのお友達の経済にしか思えませんがね」
政治家「国力を高め国を豊かにするために必要なものを確保する。それが為政者の仕事だ」
右京「なるほど、あなたがたにとって低賃金で働く労働者は国民ではなく「もの」というわけですか」

こんなになった日本を復興するエネルギーは、一部の集団や個人、「政党(立憲民主・共産・れいわ・社民)」「労働組合」「メディア」「ジャーナリスト」「教育者」「宗教家」「多くの住民」などにまだ残されていると思いますが、「相棒」を制作した脚本家をはじめとしたスタッフにもそういうエネルギーを感じることができます。

一部、脚本家の意図しないシーンがあったようですが、そのシーンでドラマ全体の立派な主張が傷ついたとは思いませんでしたし、多くの視聴者から「相棒」への賛辞が贈られています。

2022年は、日本復興のエネルギーが蓄えられて大きくなることを期待したいものです。