最近放映された劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」を少し前に見ました。
この映画の中心人物は無敵の煉獄杏寿郎でしたが、杏寿郎がまだ幼い頃、母から教えられた言葉に感心しました。
「あなたはなぜ人よりも強く生まれたのか わかりますか」
「弱き人を助けるためです 生まれついて人よりも多くの才に恵まれた者は その力を世のため人のために使わねばなりません」
「弱き人を助けることは 強く生まれた者の責務です 責任を持って果たさなければならない使命なのです 決して忘れることなきように」
きっと世の中の優れた強い人たち、たとえばスポーツ選手やジャーナリストや弁護士や医師や学者や芸術家や職場のリーダーや社会運動の指導者や宗教家などなどが、この杏寿郎の母の教えのようなことをずっと胸にしまって強く生きておられるのだと思います。
本来なら政治家(為政者)も「生まれついて人よりも多くの才に恵まれた者は その力を世のため人のために使わねばなりません」、この言葉通りであってほしいのですが、いまの政権政党にそのような人はあまり見当たらないと思います。
ノブレスオブリージュ(社会的な地位の高いものはそれに応じた社会的責任を果たさなければならない)という概念のかけらも感じられません。それどころか、政治的あるいは社会的地位があればあるほど、高慢で傲慢さが加わっていく感じがして日本はますます不快な国になってきました。
そんななか、あえていいますと、自分の恵まれた才能を世のため人のために使ってくれようとしている人たちは、今は野党共闘に属している政治家や、彼らを支持する人たちに多く見られると思います。
ということで、明日の衆院選挙は、野党(立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組、国民民主党)に投票したいと思います。
「鬼滅の刃」ファンの方たちにもぜひ、投票で鬼退治(世直し)していただきたいと存じます。