遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「湯シャン」でシンプルで清潔感のある快適な生活を⁉

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ずいぶん昔の話ですが、どこかのふろ場で近視の知り合いがシャンプーとリンスを見分けるのに苦労していて、ボトルの胴やてっぺんにギザギザ刻みのある方がシャンプーだと教えてやって感謝されたことがありました。

風呂に入るときはメガネを外しますし、その時は確か先に髪を濡らしてからボトルに手を伸ばしていましたから、判別に苦労していたようでしたw。

確かその時、シャンプーのボトルの判別の刻みのことを、職場の人権教育の研修で知ったばかりだったと思います。目の不自由な人に親切なデザインとして、研修で紹介されました。

その刻みは、花王が思いついたようで、自社の製品に取り入れたのが始まりだそうですが、その優れたアイデア花王は他社にも開放したそうで、いまやユニバーサル・デザインになっています。立派なことです。

シャンプーとリンスやボディシャンプーは、同じメーカー製品や、おしゃれな専用のボトルを使用することが多いかと思うのですが、この刻みのことを知っていると、毎日のことなのでとても便利だと実感し続けています。ポンプを押す時に、ギザギザを感じればそれがシャンプーのボトルだと瞬時に判りますからね。

ところが、最近の私はシャンプーを使わなくなりました。リンスもボディーシャンプーも、ついでに言うと石けんも使わなくなりました

シャンプーは、シャワーのお湯で髪と頭皮を洗うだけの「湯シャン」に変えました。今年の5月からすでに7カ月にわたって、シャンプーは一滴も使っていません。

また、体を洗うのもお湯だけですし、リンスも使っていません。最近読んだ週刊誌では、松山ケンイチもシャンプーを使わない湯シャン派なのだそうです。

私の頭皮は脂質分が多くて、大丈夫かなと恐る恐る始めたのですが、夏場でさえ頭皮のべたべた感はなくなって快適に過ごせました。

私が参考にしたお方(Youtuber)が言うには、シャンプーを使って頭皮の脂分を洗い流せば流すほど、頭皮から脂分が分泌されるのだそうで、確かに私はそのことを体感できました。

カラダも顔も、試しにお湯だけで洗うことを毎日励行しました。敏感肌なのでどうなるかと不安でしたが、まったくもって悪い変化が現れなかったので、7カ月間一滴もボディシャンプーも石けんも使用しないまま、今日に至っています。

一番心配していたのが、においの問題で、頭が臭かったり体臭がひどくなればただちに実験は停止しようと思っていたのですが、家人や私が思うに、むしろ臭いの問題は少し改善されたように感じます。シャンプーに含まれる化学的物質が「においのもと」という説もあるようですし、とにかくにおいの問題も私の場合はクリアできました。

「湯シャン」で検索すれば、記事や動画に行き当たると思いますが、年末年始の休暇などを利用して一度試されてはいかがかと存じます。

湯シャンで、私はいたってシンプルで清潔感のある快適な生活を手に入れられました。また何か変化があれば報告することにします。