遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

湯の中のニホンザル

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2016年に世界が検索(グーグルとヤフー)した、日本に関する言葉ベスト10というのを見つけました。

世界が検索した Japan
1  japan earthquake(地震
2  obama apologizes to japan for hiroshima & nagasaki(オバマの広島訪問)
3  pokemon go japan(ポケモンGO
4  bank of japan introduces negative interest rates(マイナス金利
5  history of japan(歴史)
6  cherry blossom japan 2017(2017年の桜)
7  modi japan(モディ印首相の来日)
8  joanna lumley japan(英国女優ジョアンナ・ラムレイが日本を旅する番組)
9  japan weekend(週末)
10  japan snow monkeys(長野県・地獄谷野猿公苑ニホンザル

この検索ワードの背景は、私の思いですが以下のようなところでしょうか。

日本は「地震」(1位)という爆弾を抱えた、しかし、桜に代表される美しい自然を持つ国として、世界に認知されているようです。春の桜を待ちわびてくれているのでしょう「2017年の桜」(7位)の検索が多いようです。爆買いは影をひそめても、近隣諸国から日本の桜を求めてやって来てくれそうです。

「アニメやゲーム」(3位)も日本を象徴するコンテンツで、外貨を稼いでくれているようで何よりです。

日本銀行の「マイナス金利」(4位)は、世界中から不可解な印象を受けているのでしょうが、不愉快でもあります。

ということで、画像は1970年にライフの表紙で紹介された10位の「snow monkeys(長野県・地獄谷野猿公苑ニホンザル)」です。ライフの表紙で世界的に認知されたのでしょう、海外で人気のお猿たちです。

この温泉には、どんなお猿でも入れるわけではなく、湯に浸かろうとしてもボスに追い出されてしまうお猿もいて、凍えながら恨めしそうにボスの大ファミリーを眺めているお猿は可愛そうです。ニホンザルもニホンジンも、どこか似ているところがあるようです。

ところでいつも気になるのが、湯上り後は彼らはどうするのでしょうか。バスタオルを使うわけでもなく、湯から上がれば寒いでしょうに。まさか春まで湯に浸かっているわけにはいかないでしょうし、気になるところです。

日本にはいたるところに温泉が湧いていて、美しい自然の中に静かないい宿がたくさん存在するので、世界中の旅行者に愉しんでもらいたいものです。