5月11日の新聞朝刊、「宝島社」の全面見開き2ページの巨大広告。
その巨大さにびっくり、竹やりを持つ戦時中の銃後の少女隊のレトロ感覚にまたまたびっくり!
赤いコロナウィルスが日の丸を表象しているそうで、これまたびっくり。
すごい広告を打ちました。
そしてそして怒りのキャッチコピーに拍手喝さいを送りました。すごいですね!
ワクチンもない。クスリもない。
タケヤリで戦えというのか。
このままじゃ、政治に殺される。
私たちは騙されている。
この一年間は、いったい何だったのか。
いつまで自粛をすればいいのか。
我慢大会は、もう終わりにして欲しい。
ごちゃごちゃ言い訳するな。
無理を強いるだけで、なにひとつ変わらないではないか。
今こそ、怒りの声をあげるべきだ。
あの戦争の時と同じ道を歩かされている私たち。宝島社が国民の声を代弁してくれています。
戦時中に外地で亡くなっていったおびただしい数の兵士たちの多くは、戦闘で亡くなったのではなく兵站が途切れて食糧が底をつき餓死していったのでした。
今、ワクチンも薬もベッドも人手もなく、患者と医療従事者たちは国に放置されていて、外地で放置された日本軍兵士と同じような状態に置かれています。
自然災害のような予知できないパニックと異なり、コロナ感染を防ぐための時間的余裕と国家予算と支援物資は十分にあったにも限らず、政府は手をこまねいているだけでした。結果がそのことを示しています。
すでに新型コロナがまん延し初めて500日が経ち、先進国の多くは終息に向かっているというのに、日本は今から感染が広がっていくという状況にあります。
まん延防止に必要な政策を立てず予算を組まなかったのは(あるいは予算を執行しなかったのは)政治責任で、政権政府の失政がいまの状況を引き起こしました。
このままじゃ、政治に殺される。
というキャッチコピーは、無恥無知無能の二人の首相安倍晋三と菅義偉の名前とともに、この後100年以上も語り継がれることでしょう。