遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「#予算11兆円使途不明の説明求めます」は7月の参議院選挙の争点だ!

日本経済新聞によりますと、「コロナ予備費」とされた予備予算のうち、最終的な用途を正確に特定できたのは6.5%の8千億円強だといいます。予備予算は閣議決定だけで自由に使える予算ですが、11兆円はどこへ消えたのでしょうか。

《政府が新型コロナウイルス対応へ用意した「コロナ予備費」と呼ばれる予算の使い方の不透明感がぬぐえない。国会に使い道を報告した12兆円余りを日本経済新聞が分析すると、最終的な用途を正確に特定できたのは6.5%の8千億円強にとどまった。9割以上は具体的にどう使われたか追いきれない。国会審議を経ず、巨費をずさんに扱う実態が見えてきた。》

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA143WV0U2A410C2000000/

閣議で自由に使えると言っても、何いくら使ったかは報告義務があるだろうし、官房機密費と同じだと勘違いしているのではないかと勘繰りたくなります。

使ったのか消えたのかどこかに流れたのか、報告がなくてはどのように解釈されても仕方がないことではないでしょうか。まあ、どのように解釈されようが11兆円ですから、金があれば幸福と勇気が手に入れられるのですから、使った方にしてみれば何も怖くないのでしょうが。

このニュースは、1週間前に報じられましたが、私はきょうになってTwitterハッシュタグ#予算11兆円使途不明の説明求めます」で知りました。

この予備費が有効に使われていたら、資金繰りで首がまわらなかった人たちの命と生活も守れただろうし、スピーディーなPCR検査とコロナ治療によって多くの犠牲者を救えただろうと思います。

チャーチルが言ったとおり、「ろくでもない政治家は税金をきちんと配分できない」ことが日本の自公政権でも顕著になってしまいました。

手当された予算さえ有効に使えない無能さをさらけ出してしまいました。「コロナ予算」を今有効に使わないでいつ使うのでしょう。

まさかコロナ予算を余らせるために単に使っていないということはないでしょうね。まさかまたパソナ電通などに「コロナ対策(?)」を丸投げしたなんてことはないと思われますので、きっちり説明してもらいますよ。

#予算11兆円使途不明の説明求めます」は、7月の参議院選挙の争点にもうってつけといえる非常に重大なことです。

11兆円あれば何ができたのか、いま一度すべての国民に10万円を配ることができるに等しい巨額の予備予算でしたから、繰り返しになりますがはっきり使途の説明を求めます。

こればっかりは、自公以外の野党は厳しく政府を追及することに異論はないと思われますので、腹を据えてしっかり追及するべきだと思います。私たちはこのことを注意深く監視していますのでぜひとも野党の諸君!よろしく頼みます。