遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

マッチポンプ知事のもとに暮らす大阪府民の悲しみ

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今朝のモーニングショーで、いまどき若い人に通じない言葉、「アベック」「半ドン」「スッチー」「レスカ」「砂嵐」「バタンキュー」などを紹介していて愉快だった。

では「マッチポンプ」というのをご存知か。

マッチポンプ→「自分で起こしておいたもめ事の収拾を持ちかけて利を得ようとすること。その人。」

こういう手法を、商売や政治に持ち込むバカな悪党がいて、ビジネスでいうと、たとえばインターネットで「コンピューターウィルス」をまき散らしておいて「対策ソフト」を売るようなことがこれに当たる。

政治では具体的な例が、「コロナ禍による緊急事態宣言」を前倒しで解除せよと政府に迫った大阪府の吉村知事が、今になってテレビに出まくってまん延対策を講じていることをアピールしていて、これに当たる。

お前が撒いた厄災なのに何をえらそうに「まん防」「マスク強制」などと政治宣言をしているのか、バカを絵に描いたようなマッチポンプ知事である。(モーニングショーの玉川の「カスタネットじゃあるまいし」も面白い!) lite-ra.com

《3月30日の新規感染者数が432人という深刻な数字となった大阪府。緊急事態宣言が解除された2月28日の新規感染者数は54人だったから、ものの約1カ月でちょうど8倍まで拡大したことになる。
(吉村知事)は自身の責任は棚に上げ、お得意の“やってる感”によって失策を糊塗するべく、さっそく国に対して「まん延防止等重点措置」の適用を要請する考えを示し、同時に飲食店での「マスク着用の義務化」も打ち出した。》

大阪維新ウィルス」はまたたく間に大阪で増殖し、サウナを市長室に持ち込んでホテル代わりに寝泊まりしていた池田市長のような首長が誕生し、愛知県の大村知事リコール運動を指揮した田中事務局長のような大阪維新の変異ウィルスが徐々に周辺にまん延し始めていて危険なことこの上ない。

なぜ賢明な市民が多く暮らす池田市にあんな市長が誕生したのか、それは「選挙に行って、大阪維新を選ばない」ことを怠ったっことの結果なのだ。国政選挙も知事選挙も同じで、投票率が50%を下回っているかぎり悪ははびこる。

ということで、厚労省の送別会問題で大変な騒ぎになっているが、あれは仕事でヒマになった厚労省が新たに残業代を稼ぐために仕組んだ「マッチポンプ送別会」だったのか。まさか、そんなはずはない大問題なのだった。