NETFLIXで「鬼滅の刃」「第1話~26話 竈門炭治郎立志編」を見終わりましたが、蝶屋敷で炭治郎が栗花落カナヲ(つゆりかなを・上の画像)の元を去る際にカナヲを元気づける言葉がとても印象的でした。
「がんばれ!人は心が原動力だから。心はどこまでも強くなれる!」
これは良い言葉だと、シーンをプレイバックしてセリフを書きとめました。
この炭治郎の言葉にじわじわーっと来た人は多く存在するのでは、と思いました。
「心はどこまでも強くなれる!」というのは、ゲーテの詩の一部分「 形を具(そな)えて、栄えゆく生命は、 時にも、力にも、砕かれはしない」に似た言葉。
これは内的生活のすすめで、精神的生活が強固ならば、魂は時間的な枯渇や外からの圧力に左右されない、ことを表しています。
このゲーテの一節は、ショーペンハウアーの「幸福について」で紹介されていたものです。
「鬼滅の刃」のヒットは、炭治郎に優しくて明るい勇気をもらえることと無関係ではないと思う今日この頃でありす。
汝のこの世に生まれた日
日輪を迎えた惑星の星の配りそのまゝに
生まれたときの掟に従い
早すくすくと育ってきた。
これより他に道もなく
おのれを捨てるすべもない。
こういうことはその昔
巫女どもが、預言者どもが告げたという。
形を具えて、栄えゆく生命は
時にも、力にも、砕かれはしない。