遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

日本という国はいつまで「明治」なんだ?

f:id:toship-asobi:20200523202704p:plain

上の画像は大都市東京の風景です。

これ、いつもYouTubeライブ配信されている風景で、電車の走行音くらいしか聴こえませんが、ときどき読書用作業用BGM代わりに流しっぱなしにしています。
画面奥が横浜・遠く大阪方面で、手前方面が東京駅に至る位置関係です。

www.youtube.com

画面左から
浜離宮恩賜庭園
首都高速道路
ゆりかもめ(モノレール)
東海道新幹線
東海道本線
◆山手線
明治時代に海外留学した夏目漱石森鴎外がこの未来都市のような風景を見たら、驚くでしょうね。

 

さて、5月18日に、新型コロナ特別定額給付金(ひとり10万円の給付)の申請を自治体に郵送しました。いつ入金されるのでしょうか。

今年の確定申告は、締め切りが1か月伸びましたので私はのんびりと4月初旬に申告(還付金有り)したのですが、早くも5月21日に還付入金されていました。今年のようなスケジュールで確定申告すると、税務署の作業もはかどり、還付金も早く返ってきたように思いますので、来年からも締め切りを4月15日にすればいいのにと思いました。税務署は混雑しないし、臨時雇員も少なくて済むのでいいと思うのですが、会計年度の絡みでそうはいかないのでしょうか。

安倍晋三しか着けていない「アベノマスク」(アベだけのマスク)は、まだ届いていません。非常事態宣言の解除までに間に合うのでしょうか。(私の住む大阪は、ついに「解除」されてしまいましたけど。)

コロナ禍の中、「ハンコだけを押しに出社します」みたいなサラリーマンの声を少なからず耳にしました。
また、「コロナ罹患データはファックスで送って手で集計します」とか「給付申請のためのオンライン申請は、郵送による申請より手間がかかって時間がかかります」みたいな、いったいどこの国の話じゃ?みたいなコントより笑える面白い話が聞けました。(いまやFAXは、欧米では一般家庭でさえ「化石」扱いだそうです)

ことほどさように、公的な諸手続きの面倒なことといったら、東京の未来都市のような風景とは裏腹に、日本という国はいつまで「明治」なんだ?という気がします。

諸手続きは、元号による和暦で申請する必要があります。

年金は申告しないと自動的に支給されないし、払い過ぎた税金は申告しないと戻ってきません。
相続などによる所有権移転の手続きは、ややこしくて面倒で、なので資格を持つプロに任せると費用がかさみます。
免許証の更新は仕方がないとしても、2年に1度の車検はサンデードライバーにとっては期間が短すぎます。

ハンコ屋さんや行政書士司法書士や社労士や税理士や車検工場やファクシミリ製造業には申し訳ないのですが、そろそろ先進国並みにスマートな国になりたいと思います。

ただし、公的な決議・決裁プロセスが可視化可能なように、公的文書は作らなかったりご都合主義ですぐ破棄したりすることがないように、公的なアーカイブをしっかり確立して行きたいものです。

コロナ対策専門家会議は、議事録がきちんと後の国の感染対策に役に立つものにしてもらいたいですね。まさか、議事録を作ってないということは、ありえませんよね。